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兵庫県からのお知らせの「知事定例記者会見(2016年11月29日(火曜日))」
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知事定例記者会見(2016年11月29日(火曜日))
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2016年12月06日 17:14
【発表項目】
1 県道香住村岡線 旧大乗寺橋の落下事故を受けた対応
2 県民の信頼確保と厳正な規律の保持
3 今冬の省エネ行動の呼びかけ
4 横尾忠則現代美術館 ようこそ!横尾温泉郷


記者会見を動画で見る(約20分)
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=272384
会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。


【知事会見内容】



知事:

 昨日、全国知事会議がありましたので、今日に会見が変更になりました。全国知事会議では、総理との懇談もありました。
新聞等で報道されているように、私どもからの一番強い要請は地方財源の確保です。
交付税特会における財源が前年度の繰り越しがほとんどありませんでしたので、これをうまく使って、平成29年度対策をやることがうまくできかねる状況です。
非常に厳しい財政環境にありますが、一方で骨太の方針では、平成28年度の一般財源水準を下回らない措置をとることにされています。
増えることはないが下回ることもないという一般財源は、確保してもらわないといけないということを強く要請しています。
総理もそのことに対しては、反対という意向は示されませんでした。
ただ、厳しくなるのは何かというと、社会保障関係の自然増の内の地方負担額が当然でてきますが、地方負担額が上積みされるわけではありませんので、結果として平成28年度一般財源水準の中で対応することになります。
厳しい状況が、その分だけ続くということになると考えています。
各自治体の予算編成にあたっても十分注意をしながら進めていく必要があるということであろうかと思います。 

 地方創生について、いろいろな要請が出ました。一億総活躍社会づくりのための努力を、国・地方を通じて一生懸命やっていきましょうというのが総理の言葉でした。
地方創生に関連して非常に強く要請したのは、全国知事会として、東京一極集中が縮小するのではなく加速化していることへの対応です。平成27年の状況をみると、東京都への転入超過は8万人超で1年間で8000人程度増加しています。本県は7400人程度の転出超過となっています。
東京で増えているのは15歳~35歳までの若者が増えています。なぜかというと、就学と就職です。特に大学生が東京23区に集中しています。
これへの対応が必要なのではないかということで、全国知事会として大学の地方分散を促進すべきだという決議をしました。
東京都から意見がありましたが、地方分散対策を制度的にでも執り行わないといけない状況に立ち至っているのではないかという認識のもとに、そのような決議をして、全国知事会を代表して岐阜県の古田知事が総理に提言されました。
ともあれ、しっかりとした地方創生についての取組を国・地方をあげてやっていこうということになっています。



 1番目は「県道香住村岡線 旧大乗寺橋の落下事故を受けた対応」です。

 大変申し訳ない事故を起こしてしまいました。県道香住村岡線の旧大乗寺橋の落下事故です。
新しい橋ができて、旧大乗寺橋を撤去する工事の最中に起った事故ですが、今後の安全管理の徹底を行っていく上でも、原因究明が必要になるので技術検討会を設置することにしました。
学識経験者を含む技術検討会を設置して原因究明と再発防止策等について検討します。事故の概要は四角に囲っているとおりです。
新名神道路も含めて、兵庫県で橋桁をめぐる事故が続いていることもあるため、きちんとした対応をしておきたいと考えています。作業員に大きな怪我が生じなかったのが幸いです。
これで通行止めにはなりませんでしたが、原因をきちんと究明した上で、再発防止を徹底したいということです。
写真を2ページに付けていますのでご参照ください。



 2番目は「県民の信頼確保と厳正な規律の保持」です。

 毎年12月に職務執行に対する通知を出しています。本日中に職員への一斉メールで配信をします。通知後1週間以内に職場研修などで確認作業をすることにしています。
今回は2ページの(2)仕事と生活の調和として、超過勤務の縮減に対して触れています。働き方について工夫をしようということが中心になっています。



 3番目は「今冬の省エネ行動の呼びかけ」です。

 全国的に節電について、電力会社や国全体としての目標を設定しての節電運動はすることはありませんが、私どもとしては、最低限必要とされる予備率3%以上が関西エリアにおいて確保されるとしても、これまでの省エネ行動を継続するという意味で、呼びかけをさせてもらおうとするものです。
広報媒体を通じた呼びかけや市町への協力要請、県としても省エネに取組んで参ります。関西広域連合としても毎年、夏・冬に省エネ呼びかけを運動として推進してきました。
今回は呼びかけにより省エネのライフスタイルの定着を図る、その方針にも準拠して本県としても同様の対応をしようとするものです。



 4番目は「横尾忠則現代美術館 ようこそ!横尾温泉郷」です。

 横尾さんの作品にはユニークな銭湯シリーズ、温泉シリーズがありますが、これを約3ヶ月間横尾忠則現代美術館で展示を行います。
3ページに主な作品を紹介しています。ようこそ!横尾温泉郷のチラシも添付していますのでご参照願います。

 

 資料にはありませんが、青森県と新潟県で高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜の発生が起こっています。
また、小野市内の鴨池で採取した野鳥の糞からH5亜型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。これは、高病原性なのか低病原性なのか調査中です。
野鳥自体から発見されたということではなく、野鳥の糞からの検出です。野鳥が異常な状況で亡くなっているような状況ではありませんので、病原性の状況を確認するとともに、地域の人達や市町と協力しながら野鳥等に異常がないかの確認、県民局・県民センター、市町に対して監視を強化するように指示しています。
家きん農場への対応としては、異常があるかないか聞き取り調査を既に実施しており、異常なしとの報告を受けています。
また、県内全ての家きん農場や団体等へ情報提供と注意喚起を実施しました。本日から小野市内の鴨池での採取地点から半径3km以内で100羽以上の家きん飼養農場(7農場)に対して立ち入り検査の実施を行っています。飼養農場に対しては、自己防衛として鶏舎へのウイルスの侵入を防ぐ、例えば、ネズミなどがウイルスを持ち込む可能性がありますので対策を強化するようにお願いをしています。
現時点で大騒ぎをしなければいけない状況ではありませんが、今説明したような注意喚起をさせていただき、状況把握に努めている状況です。
関係者の皆様に注意深く対応していただくように要請をさせていただきたいと思います。

 濃厚接触等が無い限りは人には感染しませんし、食べたら発症するものでありませんので、そのような意味では、県民の皆さんに過剰な心配をされないでくださいと申し上げたいと思います。
段階的な対応をすべく、シナリオをきちんと作った上で対応する予定にしていますので一緒に冷静な行動を取っていただくことを要請します。





 私からは以上です。

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