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地域防災・防犯コミュニティの「「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨」
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「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨
【閲覧数】840
2007年03月15日 22:18
・「地域防災・防犯コミュニティ開設の趣旨」

災害の警句として「天災は忘れた頃に来る」、「天災は忘れられたる頃来る」(寺田寅彦先生の随筆のなかでの言葉とされている)が語りつがれています。
これは“過去に経験した被害の教訓を忘れた頃に大きな被害が起きる”ことを言われています。

しかし“自分は被害に遭わない!”とのバイアスがかかり、災害に対する危機意識が必ずしも大きいとは言えない人達が多いのが実情ではないでしょうか。

私たち阪神淡路大震災を経験した人、あるいは経験をしていない人も、たとえ地震が発生しても大きな「被害は出さない、出させない」との意識を持ち、常に地震災害に備える準備を継続し、言い伝えることが大事ではないでしょうか。

阪神淡路大震災は、誰もが起きるとは思っていなかった地震により6433名もの尊い犠牲者を出す大きな災害となりました。(地震名は平成7年兵庫県南部地震)
その後も、新潟県中越地震、福岡県西方沖地震などいたるところで地震は発生し、大きな被害が発生しています。

かならず起きるとされる「東南海・南海地震、東海地震」は、その被害は阪神淡路大震災を大きく上まわると言われています。(関東地方では首都直下地震が想定されています。)

また阪神淡路大震災と同じような内陸直下型の地震は、至るところで起きると予想され、地震災害は何時起こってもおかしくない状況です。

災害には、かならず人間がかかわっています。
太平洋の無人島で地震が起きても人的被害は発生しません。
トリガーとなる自然側の地震と人間側とが重なってはじめて災害被害が発生します。
そして被害の大きさは人間側の地域防災力に左右されます。

災害から被害を少なくするには、災害を出さない(抑止)こと、災害が起きても被害を最少限にする(軽減)ことが防災の基本であると言われています。 

「自然を理解する」ことと「過去の経験から学ぶ」ことから、災害被害を起こさない抑止策を知り、起きた災害被害を最少にする減災策を学ぶことで地域防災力が高められると思います。

地震以外でも台風、集中豪雨などによる風水害、土石崩壊、がけ崩れなどいたる所で災害は発生してます。

災害からの被害を少なくするための防災力を向上させるには、まず個人の防災力の向上が先決であると思います。(もちろん公共により整備は大事です。)
そのためには災害の原因となる自然側の知識の吸収理解、および過去の災害経験から学ぶことから始め、災害に対する危機(リスク)への判断力を高めたいと思っています。

一方、防犯については、その多くが人間の行動に関することから起きていると思います。
みんなが、近隣で起きている具体的な防犯情報を知ることから、自身の感受性を高め、周辺地域への安全・安心につながる意識を身につけることで、災害に対する意識とあわせて、危機に対する力が養えるのではないかと思い、本コミュニティで実施してみようと思っています。(余り十分な検討は出来ていませんが!)

まず周辺で起きている事案を知ることからはじめ、危機に対する意識の向上が図れたら幸いと思い、防災と同じコミュニティ内で行ないたいと思います。(主として地域マップを活用)


私は、長い間、防災情報の伝達システムの構築にかかわってきました。
そのなかで「国→県→市町村間」の縦方向の通信網は双方向の通信網が出来ているものの、
住民に一番近い「市町村→住民間」は一方通行のシステムであり、住民から上位への情報、意見などを吸い上げる双方向の伝達システムになっていないことに危惧しています。

その伝達手段は防災行政無線、コミュニケーションFM、CATVなどがありますがまだまだ十分ではありません。

さらに「住民→住民間」の横方向の情報伝送ルートまで行政が関与することはほとんどありません。(自主防災組織などへ機材補助などが行なわれている自治体はあると思います)

災害時の情報は、急を要する情報が多く、地元地域に密着した具体的な情報をタイムリーに伝え、また収集することが重要となります。

また「住民→住民間」の情報は、どこへ避難したらよいの?、近所の被害状況は?、誰が言っている情報?など、地域内の具体的な情報が欲しくなりますが、電話、FAX、回覧板などしかないのが実情で、即応できていません。(公的な情報伝達手段はほとんどありません)


そこで地域SNSの活用により「住民から行政」への情報発信(インホーマルな情報も含め)や「住民→住民間」の横のつながりが改善し、行政への情報提供や、住民間の危機意識、対応能力が少しでも向上できるのではないかと期待し“ひょこむ”の持つ信頼と地域性を生かし、可能性を図ろうと思います。(自助、共助を含めた領域)

具体的に、地域に密着させるには“顔の見える範囲”が理想であると思いますが、バーチャルな“ひょこむ”の中では、あまり制約せずに進めてみようと思っています。

みなさんから、災害被害を少なくすると思われる、いろいろな意見や情報をいただき、共有を図りたいと思います。


みなさんからのご意見、情報は、ある時期に何らかの方法でまとめれば、大きな力につながるのではないかと思います。
そのため、あまり制約を設けず自由な運営を考えています。

防災と防犯は、当初はあまり意識せずに考えていますが、少なからずも性質が異なることから2っに分け、防災分科会、防犯分科会に分けて運用してみます。

しかし“ひょこむ”レイアウト上では、明確な分離は困難だと思われるので、分科会を立てるが、実運用ではあまり制約をしないことでスタートしたいと思います。



・「運営方法」

上記趣旨の基、具体的な運営(案)については以下を考えています。
(出来るだけ制約は設けないことを考えています。今後の流れのなかで、方向修正も検討させて頂きます。)
 
・運営上は、防災分科会と防犯分科会に分けて運用します。
しかし“ひょこむ”のレイアウト上では、分けた運用が困難ではないかと思い、実際にはあまり制約せず、自由に情報の提供などを行っていただき、トピック、コメントを書き込んでいただきたいと思います。

1.防犯分科会については“防犯見張り番”として防犯情報を「コミュニティマップ」上で地域性が見えるように「マーカの作成」から書き込んでいただき(防犯マップ)、防犯につながることがらについては、マップ以外でトピック、コメントなど自由に意見を書き込む。
(当面の運用)

2.防災分科会に関しては、災害被害を少なくするための意見や情報を、形式を問わず自由にトピックまたはトピックの中のコメントから書き込む。

3.災害時には、“防災見張り番”として、みなさんから上記1.と同様に「コミュニティマップ」に状況を書き込んで頂ければと思います。

4.その他については、様子を見ながら進めさせていただきたいと思います。

***取り上げて欲しい内容について**
 ・地震、台風など自然災害についての知識、対策。
 ・防災に対する考え、防災対策。
 ・過去の経験から得た教訓。
 ・古くからの言い伝え。
 ・語り部(経験を伝える)
 ・その他、災害被害を少なくするためのこと。
 ・自由な、ご意見
 ・なんでも

執りとめない文章ですが、開設に当たっての思いを述べさせていただきました。

                      以上

書き込み数は2件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re[2]: 「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨
【返信元】 Re: 「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨
2007年03月17日 21:47
ヒロピーさん こんばんは。
ありがとうございます。
長々と書かせて頂きましたが、防災に関心を持っていただける人を、少しでも多くしたいと思います。

何でも結構ですから、書き込みをお願い致します。
Re: 「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨
【返信元】 「地域防災・防犯コミュニティ」開設の趣旨
2007年03月16日 10:48
ビッグゴリさんへ
趣旨、よおく理解できました。
それを踏まえて、できることから
ご協力させていただきます。
SNSに不慣れなヒロピーより。