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「哲学」というと、普段は気にも留めずに過ごしていることに 考察の目を向けるような学問だ。 知識とは何ぞや。 自己とは何ぞや。 生きる意味とはなんぞや・・・・ 扱うのは、普通に生活している人間なら考えなくてもいいようなことがら。 でも哲学する目を持っている人間とそうでない人間では生き方が根本的に違ってくるだろうなと思う。 うちのヤンチャ猫、チビタンとチビトンを見ていると、 自分は猫であることを認識しているのかどうか。 チビタンとチビトンが何かを考察している、というようなところを 見たことが無い。 チビタンとチビトンが宇宙と人間、 … [続きを読む] |
パスカルの名著と言えば「パンセ」 パスカルは人間の尊厳についてすごい事を言っている。 「人間は一茎の、か弱い葦に過ぎない。それを倒すには全宇宙が武装するには及ばない。 一滴の水、水蒸気でこと足りる。 しかし、人間は考える葦である。一茎の葦は全宇宙よりも尊厳なのである」 言葉は違うが、そのような意味の事を言っている。 「人間は考える葦である~パスカル」と教養試験の時に丸暗記したものだ。 実は、そんな大きな意味を持った言葉だとは知らなかった。 パスカルの言葉を真摯に受け止めたら、愚かな戦争もしなくていいのに、と思う。 哲学者はい … [続きを読む] |
昨日の午前中は、クラシカル・アンサンブル「セシリア」の合わせ。 かれこれ10年以上続いている室内楽アンサンブルで、姫路市の登録文化団体。 「心に優しい音楽」をテーマに学校、高齢者施設、市町村文化祭、 公共施設などで、たくさんのコンサートを開催してきた。 昨日はクヴァンツの「トリオソナタD-dur」を1楽章~4楽章、合わせた。 フランス宮廷楽長だったクヴァンツの曲は、優雅で洗練されている。 セシリアでは、自分はフルートを吹く。 バロックのトリオソナタは、ほんとに心がなごむ。 午後からは高齢者デイケアセンターへ、しの笛の演奏に。 ここで … [続きを読む] |
冬は演歌が心に沁みる。 冬といわず日本人の心には演歌が沁みる。 昔、車のラジオから、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が流れてきた時 涙が止まらなくなったことがある。 こういう状況はクラシックでは、ベートーベンの「第九」序奏 以外あまりない。 「津軽海峡冬景色」は歌詞も見事、曲も見事。 心を吐き出すような、石川さゆり の歌唱は最高だ。 洋楽のどんな歌曲よりも心に響く。 自分は、歌謡曲歌手の中では 石川さゆり が一番。 「風の盆恋歌」は切なくて ええな~ 「天城越え」なんかサイコーやな~ カラオケで歌ったりもするし。 まあ、情念を歌 … [続きを読む] |
バロックから近現代までのクラシックを聴いてきて、 感動・感銘を受けた曲は多いが、衝撃を受けた曲というのはほとんど無かった。 しかし、こんなに心に切り込んでくる衝撃を与える曲もあるんだなあと思ったのが、 武満徹の「ノヴェンヴァ・ステップス」 琵琶の激しい響き、幽玄な響き、尺八の嵐のような、むら息。 時空を切り裂くような和の響き。 無があり有があり空がある、日本美の極致のような音空間。 琵琶と尺八を包んでオーケストラが響く。 西洋の作曲家には、逆立ちしても創り出せない音空間。 日本人の心に真直ぐに入ってくる音世界。 世界的な大反響 … [続きを読む] |
真夜中にテレビのチャンネルをひねったら、「名曲アルバム」をやっていて エリック・サティ集だった。 久しぶりに聞く「グノシェンヌ」「梨の形をした3つの小品」・・・ 作詞家で音楽評論家の中西礼さんが、昔 言っておられた。 「サティを聞くと馥郁たる気分になれるんですよ」・・・と 「家具の音楽」を提唱したサティの音楽は、聴くことを強要しない。 「居心地の良い家具」のように心地よい響きだけが存在する音楽だ。 激しい喜怒哀楽の感情を表さない。 それだけに、疲れた神経を休める心地よさがある。 こういった音楽を創出した、サティという作曲家は素晴 … [続きを読む] |
日本人作曲家には優れた人がたくさんいて、素晴らしい作品も多い。 芥川也寸志も私の大好きな作曲家だ。 伊福部昭を尊敬し「タプカーラ交響曲」の初演をしたのが芥川。 ポピュラーなところでは「大河ドラマ・赤穂浪士」のテーマ曲が 彼の作曲だ。 子供の為のピアノ曲集、などにはとても瑞々しい曲がある。 ラヴェル的なモダンさを感じる曲は透明感があって素晴らしい。 一度テレビで、芥川也寸志作曲の「ディベルティメント」を聞いたことがある。 若々しい素晴らしい曲想を持った楽曲だった。 芥川也寸志の作品連続公演などをNHKなんかがやってくれないかな … [続きを読む] |
自分の大好きな作曲家の一人は伊福部昭。 映画「ゴジラ」のテーマの作曲者として知られている。 ゴジラのテーマは変拍子でできたストラヴィンスキー的音楽に聞こえる。 また伊福部昭は日本のシンフォニー作曲家の草分けでもある。 日本的な近代~現代交響曲は土俗的で、日本人の感性に素直に入り込む力を持っている。 「タプカーラ交響曲」も野生的な力強いリズムが印象的だ。 民族に根ざした音楽は素晴らしいものがある。 洋楽に学んだ作曲家が、日本を作曲する時、素晴らしい曲が生まれる。 伊福部昭しかり、岩代太郎しかり。 優れた日本人作曲家の作品は、日本 … [続きを読む] |
「千の風になって」は、お墓、お墓、と言う歌詞なので始めから どうも嫌いな歌だった。 「そこに私はいません眠ってなんかいません・・・ 風になって飛び回っています・・」 ・・・死んでからも飛び回っていますとか、どうも落ち着きの無い歌だな~ と。 最近は結婚式で歌われると聞いて、ますますこの歌が嫌いになった。 「結婚は人生の墓場」・・・は常識。我慢と忍耐の始まりだ。 しかし、その墓場から抜け出して、自由な空を飛び回っています・・ これは家庭も顧みず、気儘に浮気でもして暮らしているように聞こえる。 ついこのあいだは、高齢者デイケアセン … [続きを読む] |
土曜日の午後は14:00~ 芦屋仏教会館 にて 「播州城山流しの笛入門」教室 午前中から姫路は雪が本降りだったので、電車が止まるかと思ったが 大丈夫だった。 芦屋は雪が積もって雪国のようだった。 生徒さんも半分も来てないだろうな、と思って出かけたが ほとんどの方が来られていた。 はじめに「風の音・序(城山如水作曲)」で基本練習。 「音の葉~野の草(城山如水作曲)」で合奏練習。 小休止の後は季節の歌をお稽古。 「冬の夜」「うれしいひな祭り」をお稽古。 五人囃子の笛太鼓~ と歌う「うれしいひな祭り」は しの笛にとてもよく似合う。 … [続きを読む] |
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