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シリコンバレーでは、21世紀型情報市民社会の構築に向けた「壮大な実験」が始まっています。その試みの中心的存在が、ジョイントベンチャー:シリコンバレーネットワーク(JV:SVN)やスマートバレー公社(SVI)です。ここ数年の取り組みを見ていると、当初の「地域の再活性化」という性格を脱して、21世紀に向けた新しい地域イニシアティブの中核としての性格を強めています。SVIは1998年12月、当初の目的を達成したということで解散し、その人的ネットワークという資産を使って、新たな目標を持ったNPOを多数生み出しています。1990年代か … [続きを読む] |
ネットワークという目に見えぬ「つながり」に魅せられた研究者が、組織論、経営学、社会学を超えて、統計物理、工学、医学などにつらなり、共同研究を開始しつつある。この10年間にネットワーク分析の分野に生じた最も大きな変化は、ネットワークが比喩的概念から、より厳密な意味での分析概念に変化したことである。90年代には、人々や組織の間に何らかのつながりや相互作用がありさえすれば、そこに信頼や連帯といった正の効果が生まれることを、期待なかばで想定した論調の文献が多々見られたが、隠喩(メタファー)でしかなかった「ネットワーク」が、数理社会学者 … [続きを読む] |
学校と地域が連携し、地元の商店街を教育の舞台として、高校生たちが社会デビューを目指す伊丹市立伊丹高校情報科1年生の「伊丹商店街活性化プロジェクト」は、まさに地域の潜在資源としての人的つながりを可視化しつつ、地域力(エンパワーメント)の向上を実現する、教育とまちづくりを融合させた画期的な取り組みである。地域力は、そのエリアに存在する個人の能力の総和ではない。その能力は隣人たちとのつながりの質によって、プラスにもマエナスにもなる。他者との紐帯(つながり)が良好であればあるほど、潜在しているパワーが指数的に増加し、全体力となる。 E … [続きを読む] |
一般に地域SNSは、会員の招待がないと参加できず、参加者は名前やプロフィールを事前に登録するエリアを限定したコミュニティ型ウェブサイトである。WEB2.0技術によって急速に進む情報通信技術の融合がもたらした利便性と、招待制や地域限定からできる信頼性や安心感を活かして、荒れるネット社会の中にオアシスのような空間を構築することに成功している。しかし、現在、300サイトを越える地域SNSが稼動していると言われている中で、利用者の伸び悩みやコミュニケーションの停滞に悩まされている運営者は少なくない。地域SNSは従来の情報ツールと異な … [続きを読む] |
組織的詐欺事件で逮捕される直前まで小料理屋でビールを飲んでいた健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」会長の波和二(かずつぎ)容疑者(75)。彼が考えたといわれる詐欺事件のツールとして利用された電子マネーが「円天」。日本中、知らない人はいないだろう有名な事件です。2年ほど前に、「円天市場」と呼ばれる会員制バザールで、円天を使って買い物を楽しむ女性たちの弾む声が報道番組で紹介されていた。「出資金は減らずに毎年同額程度の買い物ができる」なんて普通なら誰でも「おかしい」と思うだろうに、人間という生き物はいかにもさもしいものだ … [続きを読む] |
個性豊かな地域の文化を大切にしながら、地域開発グループなど住民による自発的な活動によって人の絆を強化しつつ、地域全体の元気を創出しているスウェーデンの事例に接すると、「金太郎飴」と表現されるように、固有の地域文化が希薄化して画一的地域社会の集合体として同質社会が形成されている日本の現状に憂鬱になる。日本から支えあいの地域共同体が姿を消しつつあるのは、決して日本国民が個人的に自立しているからではない。逆に、人間は自立するがゆえに連帯する。日本では個人が自立していなかったゆえにコミュニティが崩され、政府によって永年の中央集権体制が … [続きを読む] |
ひょうご防犯ネットからメールが届きました。 「昨年12月29日(月)加古郡稲美町六分一において発生しましたタクシー強盗殺人事件につきましては、刑事部捜査一課及び加古川警察署が、本日、犯人(19歳の男性)を逮捕しました。ご協力ありがとうございました。」 犯人逮捕は大変喜ばしいことですが、あの残虐な犯行の犯人が少年であったことに心中複雑です。 あらためて、犠牲になられたタクシー運転手さんのご冥福をお祈りいたします。 合掌 |
経済学者の神野直彦が、スウェーデンのストックホルムから100キロほど離れた小さな町を訪問した時のことである。ヨーロッパのどこにでもあるような小さな商店街に来ている町の住民は、「田舎だから物価が高い」とこぼしていた。ストックホルムはそう遠くないのだから、どうして買い物に出かけないのかと訊くと、住人たちは「そんなことをしたら地元の商店が潰れてしまう。商店街が消えて困るのは町の住民で、なかでも車に乗れない子供やお年寄りだ。だから少々高くても日用品は地元で買う」と語ったという。地域共同体(コミュニティ)は、人間が生を受けてから成長し … [続きを読む] |
地域SNS運営関係者にとっては、単なるイベント案内ではありませんから、しっかり読んで頂いてぜひとも企画に何らかの形でコミット頂くとともに、広く開催をアピール頂けますようお願いします。 昨年8月に地域SNSの実験サイトを開設して、地域住民による映像コンテンツ事業を基盤としたむらづくりプロジェクトを実践している、福岡県朝倉郡東峰村(通称「元気村」)で、いよいよ念願の常設メディアカフェを設置することとなりました。東峰村での試みは、映像を通じた地域おこしとして実績ある「住民ディレクター」とコミュニケーション型情報プラットホームである「 … [続きを読む] |
昨日の予算委員会での麻生総理の答弁。あれって「屁理屈」って言うのではないでしょうか? 道路財源は「歳入を一般財源化するだけで、歳出は違う」とか天下り・渡りでは「一度民間のなった人の人脈で『玉突き』再就職が行われても政府は関与できない」とか..いかにも頭のいい官僚が入れ知恵しているのが、ぼんくら市民のぼくにだってよくわかります。 理屈上、何がよくて何が悪いなんて問題にしている国民は皆無でしょう。まさにオバマが唱えていた「機能する政府」を国民は求めているのではないでしょうか。 「今の国民の興味は景気や経済で、選挙ではない」と言い … [続きを読む] |
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