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ソーシャルネットワークができあがるのは、ネットワークを構成する人々が共通の物理的・心理的・社会的目標を達成するために互いを必要とするからである。持続可能なソーシャルネットワークには、共通して相互扶助と全般的な互恵主義が穏やかに成立している。また、ネットワークへの参加は、それが自己の目標のための手段だけではなく、ある程度、参加自体が目的となっている。中には、自分自身が前進させるために、ネットワークの人脈を露骨かつ執拗に利用しつづけて、最終的にネットワークから拒絶されてしまう人も少なくない。彼らは「人を利用」し、「ナンバーワンに … [続きを読む] |
哲学の名著には、地域SNSの運営においていろいろ考えさせられるキーワードが多い。情報通信と哲学は、天地ほど異なる学問と捉えられがちだが、ネットワークという生き物を取り扱う上で、哲学的思想は不可欠な要素である。名著には、自分の周辺環境や悩ましい課題と非常に似通った発想と数多く遭遇する。その度に自分のこととして考えを深めることによって、思考の迷路からの出口にたどり着くことができる。この積み重ねが確固たる信念や明確な思想が組み上げられていく。 ルソーの『社会契約論』の全体を貫く精神は、すべての人間に「一般意志」が備わっているという … [続きを読む] |
中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故の遺族が中日本高速道路などに対し、損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が横浜地裁で開かれました。この中で加害者側である中日本高速道路は、過失責任などについて争う姿勢を示したそうです。 この裁判は去年12月、中央道の笹子トンネルで起きた天井板崩落事故で死亡した9人のうち5人の両親が「中日本高速道路」などに対し改修工事などをせず、事故を回避する義務を怠ったとして、合わせておよそ9億円の損害賠償を求めているものです。 中日本高速道路側は「天井板の安全性を欠いた」として賠償責任は負うも … [続きを読む] |
日本を代表する民俗学者のひとりである宮本常一の著書「忘れられた日本人」(岩波文庫,1984)は、長崎県対馬・伊奈の村で体験した村の寄りあいの一節から始まっている。 伊奈滞在の二日目の早朝、ホラ貝の鳴る音で目覚めた宮本は、それが村の寄りあいの合図であることを知る。寄りあい場所となっているお宮の森には朝早くから多くの村人が集まり、昼過ぎになってもまだ話し合いを続けていた。村の郷士である区長の家を訪ねた宮本は、応対した老人の息子が区長であり、百姓の代表である総代とともに、進行役として寄りあいに出ていると聞く。村の決まり事は、古くから区長と総 … [続きを読む] |
考え方や思想がまったく違う人たちや、生活習慣そのものが異なるような人たちの集まりで合意形成を図ったり、もともと内部に利害関係や対立意識のある集団において結論を求めて議論を進めていくことに関して、過去さまざまな方法が編み出されてきた。ここで紹介する「ロバート議事法(Robert's Rules)」も、組織や会合を民主的にかつ効率的に運営するために作られた会議進行の方法論のひとつで、米国陸軍ヘンリー.M.ロバート少佐(当時)により考案、1876年に初版本が発行されて以来、米国において最も標準的かつ権威ある議事法典として各種の団体で採用されてきた。 ロバート議事法 … [続きを読む] |
「連携」や「協働」というと、組織やグループ同士が明確な目的を共有して、その構成員が必要な情報や資源を融通し合うというスタイルで進められている。構成員もリソースのひとつであり、コラボレーションは本体である組織の利益行動を下に活動は制限される。個人間の動きが「連携」から「協働」へ進化したとき、往々にして組織の枠を外れて継続したり、スピンアウトして拡大したりすることになる。組織はフリーで外部とのコラボレーションを推進することがリスキーなので、どうしてもさまざまな制限が加わることになる。これが個人間の協働へのフラストレーションとなっ … [続きを読む] |
頭に「The」がつくと、「特別な」とか「唯一の」とかを表すと中学校の英語の授業で聴いたことがあるような気がします(ぼく自慢ではありませんが、英語はとても不自由です)。市販ビールでおそらく唯一、この冠詞をつけた「ザ・プレミアムモルツ」が、いまキャンペーンをやっていることをご存知の方は少なくないですよね。 そう、歌手の矢沢永吉さんが「うまい!がすごい。クリーミー生サーバ」がもれなく当たるとCMしているプレゼントキャンペーンです。 http://the-premium.jp/pc/ 小さい頃から、「大きくなったらサーバ管理者になる」という夢を持っていたこたつですが(ウソです) … [続きを読む] |
房総九十九里の蓮沼のお店でお願いしていた名産のハマグリが届きました。大きな貝殻の中にぎっしりと身が詰まった選りすぐりの品。 今夜は「焼きハマグリ」と「ハマグリの酒蒸し」と「ハマグリのバター焼き」と「ハマグリのお吸い物」...嗚呼、本場のハマグリ三昧です。うらやましい?(笑) |
シリコンバレーでは、21世紀型情報市民社会の構築に向けた「壮大な実験」が始まっています。その試みの中心的存在が、ジョイントベンチャー:シリコンバレーネットワーク(JV:SVN)やスマートバレー公社(SVI)です。ここ数年の取り組みを見ていると、当初の「地域の再活性化」という性格を脱して、21世紀に向けた新しい地域イニシアティブの中核としての性格を強めています。SVIは1998年12月、当初の目的を達成したということで解散し、その人的ネットワークという資産を使って、新たな目標を持ったNPOを多数生み出しています。1990年代か … [続きを読む] |
明日が締め切りの本年度前期成績報告書、本日記入して学務課に送付しました。7月10日まで14回の授業を重ね、閉講1週間後を期限とした最終レポートを提出、学生諸君は最後の最後まで頑張ってついてきてくれました。 http://hyocom.jp/community/?bbs_id=1292 大教室であれば、合格者の平均評価が70点から75点の間になるように、評価を調整する必要があるようですが、サイバー社会論ではやや高配点の80.7点。毎回のリフレクションとグループ討議、ふたつのレポート提出をきちんとこつこつこなしてきた結果ですから、誰から批判を受けるものではなく、みんなの努力が立派な成績につながったと … [続きを読む] |
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