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2011年02月26日(土) 

日産が 開発した電気自動車 NISSAN LEAF 本日(2/26)試乗してきました

 日産のホームページは ココをクリック

 

この試乗までの経緯は 過去ブログ ココをクリック を先に御覧ください

 

下の写真はクリックで大きくなりますよ

 LEAFと筆者

フロントマスクは マーチをもっと未来的にしたような 結構押し出しのあるデザイン

 

右の写真のように ヘッドライトがかなり飛び出していて 好き嫌いが分かれるね

でも 空力を考えた結果らしいですよ

 

後ろは・・・

 どこの車にも似ていないクセのあるデザイン

 

 NISSAN TIDAにデザインが近いかな

 

バックドアを開けると・・・・

 

結構深さのあるトランク。。。そして右側の黒いバックは・・・

 

 標準充電器があって やっぱし このクルマは電気自動車なんだな~って 

 

運転席右下のレバーを引くと充電ターミナルが出てきます

右側の赤いターミナルが 標準充電用 左の黒いのは急速充電用ターミナル

充電するには充電スタンドに行くか自宅などに電気工事をして・・・・という事だけど

満充電で 160Kmほど走行できる しかし満充電は標準充電の場合で

急速充電は 80%までしか充電できない・・・つまり約130Kmほどの走行可能になる。とのこと

 

さて室内は・・・

 今となってはあまり驚くようなものではないけど

広々していてゆったり感じました

 運転席から見ると

ハンドル越しの上下に分かれたメーター達が 豊富な情報を整理して教えてくれます 周囲の明るさが変わっても非常に見やすく好印象でした 

 

さて ここで 動画を・・・

スマートキーですので室内にキーがあれば このクルマのフットブレーキを踏んで、メインスイッチを押すと

 

 カラフルなメーターが光って 発進準備完了!暖機運転は多分いらないよね・・・

 

 

上側のメーターはスピード とECO表示  下側のメーターはバッテリー冷却水温 残バッテリー アクセル開度などを表示します

 コレがシフトレバー

右側の丸いレバーでバック  ニュートラル  ドライブ  ECOの切り替えが出来る

丸いレバーの真ん中の丸いボタンはパーキングブレーキ このクルマは 電動パーキングブレーキのため

スイッチを押すと約1秒くらい時間が掛かるけど 思ったより違和感は無いですよ

 

さて いよいよ 走ってみます

まずは 動画で加速を感じていただけるとうれしいな・・・・・・・・・・ 

 

通常のドライブモードでアクセルを踏み込みと ほとんど無音のまま力強くクルマは走り出す・・・かなりの加速感で 普通のエンジンだと2000cc~2500ccクラスに感じます

 ハンドル右下のスイッチ類

  

バッテリー残量を見ると 現在約147K走行可能(ドライブモード) ここでECOモードに切り替えたら165Km走行可能に跳ね上がる しかしどんな方でも体感できるほど加速感は落ち 1000ccクラスの加速感に変化・・

いかにもECOモードだな~。アクセルに対する反応も緩慢になります でも街中では十分な性能ですよ ECOモードで・・・

 

そして エアコンのスイッチを入れると・・・・・いきなり走行可能距離が約50Kmも減りました(驚)

いかにエアコンが パワーを食う代物か良く解りました・・・

 

しかしコレでは怖くて夏場とか 雨のシーズンの除湿が必要なとき 充電スタンドをチェックしておかなくては、遠乗りには行けないな・・・満充電で100Kmほどしか走れない・・・

やはりいつも決まったルートを走る方や もっと充電スタンドが整備されないと現在のエンジン付きカーライフと同じには語れません 逆に言えば 遠乗りをしない方なら十分ファーストカーに成り得るわけですね。

 

長い下り坂など軽くブレーキを掛けながら降りていくと 回生ブレーキのモニターがMAXになりました

単にアクセルOFFより フットブレーキを掛けたときの方が回生効率が上がる設計のようです

 

また電気自動車ですのでアクセルを踏まなければモーターはスイッチオフと思っていましたが

実は通常のオートマ車の様にクリープ現象があって ちょっとした坂道でもバックすることなくズルズルっと進みます。凄く繊細なコントロールがプログラムされていて技術者の方は苦労されたと思います

 

 面白いのは あまりに走行時に音が無いから わざわざモーターの回転音を出してい居るようで

低速走行時聞えるミューンって走行音を消すスイッチもあります。実際私が乗っていて自転車がフラフラ目の前を横切っていきました・・・ ミューンって音 もう少し大きくても良いような気がしました

 

 ボンネットはアルミ製? とても軽いです 開けると・・・

エンジンに似ていて驚いたけど 実はインバーターユニットが・・・その下にモーターがあります

その横は見慣れたバッテリーが・・・

走行用のバッテリーと 一般電装品のバッテリーは別なんですね

そりゃ 電圧が違うから当たり前か・・・

 

走行用バッテリーは車体中央部の床下に有って クルマの重心を低くしているとの事・・・

やはり重たいものは低いところに・・・というクルマの鉄則に従っていました

だからかな コーナーリングがヨタヨタした感じはあまり感じませんでしたよ。

 床下はカバーが取り付けられ

レーシンガーみたいにフラットなアンダーシャシ・・・

アルミ部品を使用したり 軽量な内装材などなど 極限まで空力と軽量化をかなり意識した本気設計が随所に見られました

 

でも・・・・・・

車体重量 1520Kg  全長4445mm 全幅 1770mm  (比較用 日産TIDA 車体重量 1150Kg  全長4250mm  全幅 1695mm)

TIDAより20Cm長く 幅は75mm大きい 重量は370Kも重たい・・・

何故こんなに重たくなるんでしょうね。エンジン重量+ATミッション重量モーター重量+バッテリー重量って事でしょうか? 装備品の重量は通常のエンジン車と比べて遜色ないはず・・・

 

やはり車体中央にかなりの重さと思われるバッテリーを配置したから 本来一番しなるシャシ中央にかなりの補強が入っているのかな?

 

 コレは後輪を後ろから見たところ

FFなのですね・・・

いろいろ書いてきましたが 気になるところもいくつか・・・

①  フロントオーバーハングが長い・・・

道路沿いのお店などに入るときに前輪より前が長くて 歩道などに乗り上げるのがすりそうで怖いし

スパッと切り落とされたリヤに比べ フロンドノーズが長い為バランスに違和感を感じました・・・

カタログの1ページ目に アライアンスパートナーのルノーと共に・・・との記述がありました

 このデザインはルノーも絡んでいるのかもしれませんね・・・  

 プラスチックバンパーの色と

鉄ボディー(タイヤアーチ付近)の色 塗装下処理が良くないのか 強い太陽光が当たるとこんなに色が違う・・・

まるでツートーンカラーみたいでしょ・・・カタログTOPがこのカラーの車体だからイメージカラーなはず。

どうしてもブルーやイエローなどは、一度下地塗装をしないと材質のクセが顕著に出ちゃう

 車両価格376万円(補助金なしの場合)の高額車でコレはマズイでしょ・・・

 

 白系の内装は清潔感があり

好感が持てたけど 天井の成型材 軽くしたいのは解るが まるでダンボールの再生材みたいなチャチなもの

たたいてみたら ボコボコ言うし 押してみたら凹んじゃう 軽量化や防音も解るけど、も少し車体価格相応の質感向上してくれるとうれしいな・・・

 

 **********雷神的勝手に総括*******

シャシから電気自動車専用新設計という事で コーナーリング時のフラフラ感は感じなくて、ファミリーカーとしては凄く安定していました。 やはりECOカーって観点でこのクルマを見る限り 走り 加速も良くブレーキも良く効いて安心です (あくまでスポーツカーまがいの運転をしなければ・・・ですよ)

 

静かで クリーンなクルマだと思います。外観 内装も今までの車からの乗換えでもストレスが少なく受け入れられると思います。 しかし運転席から鼻先までがほとんど見えないので 車両感覚はちょっと慣れが必要かな・・3ナンバーが付いているとおり幅が広い車ですからなおさらです。運転初心者の方や 小柄な方 ちょっと慣れが必要かな・・・

 

LEAFが無音の為か 対向車線を走る車や周囲の騒音が容赦なく車内に侵入し、どこかの窓が開いているのかな?と気になっちゃいました。ドア周りの材質やパッキンなどの見直しでかなり音の進入が防げるのでは無いでしょうか?この辺はLEXUSを見習って欲しいな・・・

専用のNAVIは充電設備の手動更新が出来るので 初めての町でも安心(今は充電設備が少ないから今後の話です)逆に言えば 社外製カーナビなどの取替えは出来ないでしょうね

 

また ヒーターがあまり効きませんでした。 モチロン熱源のエンジンが無いからか私の操作が悪いのか

バッテリー冷却水は表示上真ん中でした!

オートエアコンにしても温度設定を上げても 手動にしても暖かい風ははなかなか出てきません

寒い地方にお住まいなかたは、使用方法 能力など要チェックですよ

 

リチウムイオンバッテリーもいつかは寿命が来るでしょうね

それが解るように メーター内のバッテリー残量計の横には 寿命を示す比重計があります

バッテリー交換時に掛かるコストはいくらほどなのかな? あまり高価だと困っちゃうよね

 

シフトレバーは右に倒して後ろに引くとドライブ もう一回後ろに引くとECOモードに入る

でもね・・・このクルマはECOカーなんだから 基本がECOモードだと思う

つまり 右に倒し後ろに引いたらECOモード(これでも通常走るには十分な加速) そしてもう一回引くとドライブモードにしたほうが 使い勝手が良いと思う 電気自動車は回転でトルクが変わらないから凄く加速が良い

 モチロンECOモードで十分走る 高速道路などの流入くらいしかドライブモードは必要ではないと思うのだけど・・・

ディーラーでの試乗など短時間での走行では今の方が(おお!加速良いね~~なんて)素人ウケは良いだろうけど コレはECOカーなんだから、コレで十分! もし加速が悪いなんていう人が居たら このクルマの本質をまったく理解していない方でしょうね・・・と思いました。でもこの辺は海外へ輸出も視野に入っているでしょうから 土地柄にも寄るとも思いましたが・・・

 

一般道を走っていて LEAFを見つけたため わざわざ遠くから自転車で追いかけて来たオジサンも居たりして 注目度は現在∞

 

喫煙の為寄ったコンビニの駐車場では即席のショールームになっちゃいまして いろいろな方が話しかけてきました。メーカーが思う以上に市場は関心があるんですね

 

 

きっと10年後は こんなクルマの方がたくさん道を走っているんでしょう

楽しみな気持ちも半分ですが ちょっと古めのスポーツカー好きな私には、ちょっと複雑な気持ちも半分・・・

 

最後にNAVIに従い 充電スタンド(NISSAN新車販売店)での充電風景・・・

急速充電の為 80%ほどで充電終了 充電代525円(税込み)レンタカーの為 有料でしたが

実際にLEAFを購入し 日産の某パッケージに加入すると 日産指定店であれば無料で充電してくれるそうです

  なんと3名のNISSAN社員さんが

来てくれて 感想やら情報交換やら・・・・充電完了を待っている間にコーヒーなど頂いたりして・・・

まだ試乗車が来ていない為 営業の方も興味津々・・・

 

なかなか楽しい試乗になりました

走行距離  138Km  

一般道路のみ走行です 

最後に申し上げて起きますね 私”雷神マッハ”は 車業界のプロではなく 試乗ブログはあくまで私の主観で構成しております。 従いまして事実と異なる事も、もしかしたら有るかとと思います。 その場合は平に御容赦の程よろしく御願いいたします。購入希望の方などは是非御自身で御確認 ご試乗頂きたいと思います

iMIVEを除き 一般的なクルマとは 少なからず違うところもあります。

バッテリーの充電設備など 御自宅での工事を伴うなどこのクルマ独自の環境も必要です


閲覧数5,149 カテゴリ車 考察 コメント8 投稿日時2011/02/26 23:33
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2011/02/26 23:47
    dark-z1さん
    そのうちガソリンは使わなくなっちゃうでしょうか…
    その時はZ1もプロパンガス仕様に出来たらいいな!
    次項有
  • 2011/02/27 01:23
    鉛筆雷神さん
    > dark-z1さん
    知らないうちに時代って進化するんですね
    こんかい試乗してみて 将来の一部が見えた気がしました しかし Zは永遠にZです! プロパンはあまりにも悲しいですね
    次項有
  • 2011/02/27 06:42
    thiraiさん
     イヤー素晴らしいロードインプレッションどこの専門誌の記者の方ですか?洞察力もすごい、私は日産のデーラーですが、残念ながら未だにお目にかかっておりません。
     早速掛け合って乗ってみようと思います、ああ恥ずかしいが、糧になる情報ありがとうございました。
     これは私のお気に入りに追加です。
                     t-hirai

     追伸 3月4日(金)明石工場でお待ち致します。
                
    次項有
  • 2011/02/27 09:14
    鉛筆雷神さん
    > thiraiさん こんにちは、意外にも癖がなくて楽しい車でした 静かで快適 バッテリーがなんとかなればコノテのクルマは今後安くなり車種も増えてくるはずですね。今後が楽しみです 
    3/4私も楽しみにしております 予定が変わって新幹線になりました!!
    次項有
  • 2011/02/27 09:52
    zosanさん
    素晴らしい車ですね。
    それにも増して素晴らしい、とてもよく分かるレポでした。
    次項有
  • 2011/02/27 11:05
    鉛筆雷神さん
    > zosanさん お読み頂き有難うございます 乗る前は50cc位の発電機を乗せたら良いのに、って思って居ました でも使用用途次第ではアリです 後はバッテリー せめて300kmは走ってほしいです
    次項有
  • 2011/03/24 17:46
    豊田 茂さん
    内装やIT装置走行と制動この四つの項目は申し分ないと思います。航続距離を延ばしたり、空調をもっと効率良くするのであるならもっと工夫することが必要だと思います。例えば後輪にダイナモやコンプレッサーを直結してみたりしてはどうでしょうか。
    次項有
  • 2011/03/24 21:31
    鉛筆雷神さん
    > 豊田 茂さん
    コメントありがとうございます 航続距離を除き私も最初にしては良い出来だと思います。いずれエンジンという概念が無くなった世代の車の未来を占う良い題材だと思います後輪には 何かしらのギミックが隠れていると思っておりましたが、私は分解していない為 何かがあるのか不明です。今カタログを見直しましたが リヤホイール近辺にはデバイスらしいものは見当たりませんでした事を御報告いたしますね。 ココにダイナモを入れるというアイディアは 良いですね。 LEXUS LS460Ahなどのようにインホイールモーターにすれば 回生発電の効率ももっと上がりますね。 もう少しこの手のクルマを受け入れられる環境が整えば、普及もすると思います。
    次項有
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