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2015年06月25日(木) 

関西学院大学では、2005年度から統一的な方式で全学的に学生による「授業に関する調査」を実施しています。昨年度は、マークシート方式で99.0%(実施科目数:4,270科目)の授業で実施されています。

この調査の目的は、教員の能力を判定するものではなく、寄せられた評価や意見をもとに、授業担当者が次年度以降の授業内容や方法の改善に取り組むことや、授業環境について組織的な改善に結びつけることです。

人気がなくてクビになったという話しは聞いたことがありませんが、学生の評価が高いということは、概ねそのまま授業の内容に興味を持って取り組んでいるかどうかに関わるので、授業の改善には大変役に立ちます。

「サイバー社会論」では、先日の授業でこの調査を行い、マークシートと自由記述を回収しました。マークシートの結果は、全学平均、学部等平均、科目種別平均(専門科目、演習・実験科目、語学科目、その他)等のレーダー・チャートや授業改善への具体的な方策等を記したコメントを学内に公開されます。最近の先生はサボレなくなっているんですよ~(笑)。

教務に提出する前に、マークシートの回答を怖々と一通りみてみると、まるで「よいしょ」してくれているかのように高い評価ばかりになっています。昨年と比べると履修生の数が3倍になって、まだきちんと名前と顔も一致していないような先生なのに、本当に嬉しい限りです。

自由記述は教員が持ち帰ることになっているので、それぞれの回答をタイピングしてみました。リフレクションと出席や評価の関係を勘違いしている学生が一部ありますが、ほぼ期待していた学習効果は出ているのではないかと思えるものが多かったようです。

残すところ、ラストあと3回。気を抜かずにしっかり頑張りましょう♪

【自由記述回答】
このサイバー社会論の授業を受講して、知らなかった言葉に出会い自分で調べて、自分の知識にする楽しさを実感することができている。また、授業内にディベートがあることによって自分の意見を持つことができ、他人の意見も知ることができてとても良いなと思う。初めはサイバー社会論って難しそうな名前だなと思っていたが、新しい学びができる場であるとおもった。

サイバー社会論の授業で学べたことは、これからのメディア社会を生きていく中で非常に役立つものであると思うと、本当にこの授業をとっていて良かったなと感じている。ただし問題なのは、欠席者の管理をする必要があるということである。出席していないのにリフレクションを提出するだけで出席扱いとなるのは、非常に不公平なことであるように感じるので、毎度の授業で出席をとるといった工夫が必要であると思う。

ソーシャル・キャピタルやプラットフォーム、ブリッジングなど、私が以前から興味を持っていましたが、難しくて理解しずらかった内容をとてもわかりやすく、皆と議論しながら自分の中に落とし込むことができました。

授業の外で他の人と関われる機会が生まれるということは、斬新であるし素晴らしいと思う。

インターネットを利用する課題でなく、紙で提出する方がいいと思います。

先生のコネクションを介して、普通は出会えない大人の方々に会えて嬉しかったです。また、先生はヒントはくれますが、自分の頭で考えさせてくれるところが良かったです。

学生同士で話し合い、自ら考える機会が多くてよかったと思います。毎回同じような授業をするのではなく、学外からいろいろな現場で活動している方の講演を聴いて、自分がそれまであまり関心のなかった分野でも、新たに興味を持つことが出来ました。ネットに関連して、様々な分野の話しをきれてよかったです。

グループワークを入れているのに、来なくても単位をとることができるという制度をとることで、グループが成立しない時困るのは、来ている人たちというのはなんとかしなければいけないと思いました(原文の通り)。

他の授業と違って、身近な内容の話しが多かったので、面白かったです。日常で役立ちそうで勉強になりました。でも、がっと同じ感じで落ち着く声と空気感だったので、すごく眠くなってしまいました。

グループ発表は良かったと思います。今のところ、リーダーとサブリーダーは決めなくてもいいと思います。

パソコンを使用し、地域SNSをも使うこの授業は非常に魅力的であった。実際に授業を受け、元新聞記者の方、ボランティア団体の方、さまざまな職業の方の講演を聞くことが出来た。このサイバー社会論という授業は、単にインターネットを学ぶのではなく、地域コミュニティ、ソーシャルメディアを学び、それをどう活かすかを学べる授業であったと思う。単に座学ではなく、フィールドワーク的活動をすることにより、興味を持ち続けられたと感じた。

私は毎週水曜日にあるこの授業をいつも楽しみにしている。この授業の最大の特徴は地域SNSの「ひょこむ」を利用する点だ。「ひょこむ」による人々のつながりは今後も大切にしていきたいと思う。

閲覧数1,527 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2015/06/25 14:46
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2015/06/25 18:05
    大学では知識だけでなく、人生に活かす知恵を学んでいるようですね。 素晴らしい!!
    次項有
  • 2015/06/26 06:01
    > お節介焼さん

    ありがとうございます。
    なかなか全員を引き込むことは難しいですが、そんな学びを感じている学生がいてくれるから、教員も頑張ることが出来ます。
    若い人たちと議論を深めることは、とても楽しいです。
    次項有
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