まさに今頃がピークとなっている麦の刈り入れ。「麦秋」という言葉があるように、初夏から夏にかけての麦の収穫期は、畑一面が黄金色に染める美しい光景が、以前は各地で見かけられました。しかし最近は、商業的競争力から他の作物への転作がすすみ、夏の懐かしい風景も、なかなか見ることが出来なくなっています。 この収穫後の「麦藁」は、有機栽培農法にはなくてはならないアイテムだったことを、最近「ひょこむ農園」で無農薬野菜の栽培をはじめてから知りました。保水、雑草や病気の対策、最後は土に還って肥料となる。昔の人たちは、この麦藁を大切に再利用してきました。 ところが、麦畑が減少しているだけでなく、機械化によるコンバイン導入で、小さく裁断された藁クズは出ても、麦わらの生産現場からの入手は大変難しくなりました。もちろん、ホームセンターなどでは購入することもできません。 しかし、この度「ひょこむ農園応援団」の友人が、地元福崎町の名産「もち麦」の麦わらを入手してくれて、今朝わざわざ農園に届けてくれました。さきほど整理にいって、杏の木の下のわらのボリュームにびっくり。購入できないけど、買ったらきっと数万円はするでしょう(米藁参考)。 これで美味しいスイカができないと、顔をあわせることもできなくなりますから、引き続き愛情こめて野菜たちのお世話を続けていきたいと思います。 ありがとうございました。 |