情報ありがとうございます。
こういった情報は、まず知ること、広く知らせることが大事ですね。
そうすれば、心の準備から具体的な準備にとりかかれると思います。
山崎断層地震が発生した場合、東播磨・西播磨の被害想定の甚大さには驚かされます。
しかし、近い将来、必ず来るもの、という準備・対策が大事ですね。
『山崎断層地震』被害想定・防災訓練のための基礎資料 こたつねこさんの発案により、全国数箇所のOpenSNPシステムの地域SNSが「コトろぐ」を使って大々的に参加する、『OpenSNP連携1.17ネット防災訓練2009』について、山崎断層地震の被害想定のための基礎資料を、あらためて整えていますので、ご参考のためにどうぞご覧下さい。 既に私が管理している『山崎断層地震ひょこむ防災ネット』で取り上げていた資料の再録ではありますが、もしかすると以下のような惨状を呈するのではないかと専門家関係者間で考えられている想定のデータであります。 このたびは、こうした資料を念頭に、来る1月17日(土)午前5時46分から午前12時00分の間、防災のシミュレーション、訓練のための仮想“ドラマ”が繰り広げられる予定です。 まずは、。ご参考まで。 想定地震:山崎断層帯地震 想定震源地:山崎断層帯 被害規模:マグニチュード7.7 想定結果:http://web.pref.hyogo.jp/pa18/pa18_000000029.html さらにまた、以下は『神戸新聞』から。 阪神・淡路大震災と同じ直下型地震を引き起こす恐れがあると、近年注目が高まる山崎断層。活動周期は要注意期に入り、マグニチュード(M)7級の大地震の可能性も指摘される。 山崎断層は、全長八十七キロにわたる「断層帯」で、六つの断層に分かれている。岡山県勝田町を西端に、兵庫県の佐用町―山崎町―安富町―夢前町―福崎町―加西市―小野市―三木市と、播磨地方を南東方向へ走る。 活断層の断面を掘削して活動履歴を調べるトレンチ調査などから、大原、安富断層は千年前±数百年に最新の運動があったことが判明。岡田篤正京大教授は「八六八年の播磨地震(M7以上)によるものだろう」と指摘する。播磨地震では暮坂峠断層も動いた可能性がある。 琵琶甲、三木の各断層の最新活動は二千年前±数百年。大原、安富断層とは別時期に動いた可能性が高い。 さらに兵庫県が実施した調査で一九九八年度、三木断層と直交する草谷断層を確認した。琵琶甲、三木断層と同時期に活動した可能性も指摘されている。 また、安富断層の古い地層の調査で、千数百年から二千数百年の活動間隔が認められた。播磨地震以降大きな地震がなく、山崎断層では近い将来、M7―7・5の大地震が起こると予測する専門家もいる。 (掲載日:2003/7/17) 活動周期が要注意期に入った山崎断層。いまもその動きに監視の目が光る。研究の現状、将来の課題について、京大防災研究所地震予知研究センターの渡辺邦彦助教授(地震学)に聞いた。 ◆鳥取と相関 山崎断層は全国で最も調査されている断層の一つだ。防災研が一九六五年に地震の観測を始めた。 八四年五月三十日に発生した山崎断層の地震(M5・6)では、安富観測坑道内(安富町)で、地震後の解析から前兆現象とみられるデータがとれた。八三年十月の「鳥取県中部地震」以降の七カ月間、山崎の活動は静穏化。地面の伸縮、傾斜変動のパターンが変わる前兆現象らしきものが確認された。二日前には坑道内の地電流が極端な異常を示していた。さらに鳥取県中部の発生前の一年間は、鳥取全域で地震活動が低下した。鳥取と山崎断層は互いに相手を見ながらシーソーのように動いていることが分かってきた。 ◆東側に集中 山崎断層は、安富断層以東で微小地震の活動が活発なことが観測で確認された。断層の配置などから安富断層以東とそれより西側のグループに分けられそうだ。 仮に東西のグループどちらか一方が動いてもM7級は避けられない。八六八年に発生した播磨地震(M7以上)は安富断層と他の一―二つの断層が震源だった可能性が考えられる。阪神・淡路大震災以降、活発化が指摘されている西日本の内陸地震。山崎断層は播磨地震から千百年以上、大地震の発生がなく、警戒が必要だ。 ◆困難な計測 南海地震など海溝型巨大地震に対し、山崎断層地震など内陸地震は規模が小さい。前兆的な変動があっても、振幅が小さく、出る範囲も狭いため計測自体が難しい。そこでいろんな項目―地震、地殻変動、地下水、地球電磁気など―を並行的に多数の地点で観測する必要がある。 観測データの情報提供も進めたい。京大のホームページで観測データを一般に公開するよう準備している。将来はデータ解説を盛り込み、住民の判断材料となるよう充実させたい。 *兵庫県が被害予測/死者3000人 震度6強も 兵庫県は一九九八年、マグニチュード(M)7・7の設定で山崎断層地震の被害想定をまとめた。これによると、県内の半数以上の四十七自治体で建物の倒壊が発生。死者は最悪で三千人を上回る。 各地の震度予想は、姫路や加古川、高砂市の地盤の軟弱な地域で震度6強、断層付近の市町で同6弱とされる。 被害は播磨地方を中心に、神戸・阪神間にまで及ぶ。死傷者数は季節や時間帯で異なり、死者は三千百―二千五百人、負傷者は二万二千―一万八千人と予想。火災延焼の恐れが高い冬場に人的被害が増える。避難者数は四十万人に達する見通し。建物の全壊棟数は約五万八千棟、半壊約九万四千棟に上る。 山崎断層の最近の地震は六一年にM5・9、八四年にM5・6がある。 (掲載日:2003/8/17) 『山崎断層地震ひょこむ防災ネット』 http://hyocom.jp/community.php?bbs_id=413 ↓ |