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学友からサクランボが届いた。それを嗅ぎつけて、久しぶりに孫娘がやってきた。 子供の成長は早いものだ、最近は何にでも興味があるのかいろいろと質問したりしているらしい。 娘がこの孫娘に「じいたんはぼけて来ているんと違う」なんて遠慮無く良く話すせいかこの頃は「じいたんこれ分かる」なんてこちらを試すようになってきている。 小生意気になってきたので、こころらで一つじいたんの凄さを見せておかねばならないと思い、紙を用意させ、かけ算をしてみろというと、小学4年生になるともうできるようになっていて、多少とも自信があるのか張り切っている。 そこで、142857に2を掛け、その答えを書いて、次に3を掛けて答えを書き、さらに4を掛けてと9までのかけ算をして見ろ、頭のいい子なら4を掛けた頃には気が付くはずだというと、早速やり始め、途中で「あっ」と気が付いた。 次は暗算だと、まず一桁の数字を頭に思い浮かべなさい。そして、その数に2を掛けなさい。そして、その2倍になった数に6をたして、この合計を2で割って、その数字から心に思った数字を引いてごらん。 そうだ。3になったろう。 そして、何で何で、というから、「もっと勉強すれば分かるようになる」と余裕をもって じいたんの凄さを見せつけてやった。 さらに、漢字もいろいろと習っていて、これも「じいたん読める」なんて聞いてきたりもする。 だったら、これ読めるかと「九」と書いてわたすと、「く」とか「きゅう」としか読めない。 ヒントとして、おまえも食べたことがあるくだものだ。と手をさしのべても答えられない そこで、「イチジク」だ。とおしえてやったら、何だクイズかと不服げであった。 しかし、今からでは少し早いかもしれないが、世の中が四角四面のカチカチではないことを教えておくのも悪くはないだろう。 この子の年頃から習ってきた事と現実の間には場合によっては正反対の事のある矛盾に悩む子供もかなりいるようだからだ。 じっさいには「心因性弱視」といって、それらが原因と思われる病気まで進むことがあるからだ。 |