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こたつねこの「サイバー社会論2012」 - トピック返信
Re: 地域SNS全国フォーラム参加レポート提出トピック
【返信元】 地域SNS全国フォーラム参加レポート提出トピック
2012年06月10日 23:48
■学んだこと
2Dの「地域SNSをビジネスに活かす」に参加し、ビジネスとSNSについての学びとディスカッションを行った。

<SNSを通してのビジネスの変化>
ただ商品を売るだけではなく、そこに限定感や愛着を感じてもらえる情報(例えば「○○産の選び抜かれた茶葉を使用したお茶」など)を加えるだけで、商品の価値が上がる。また近年、モノに対する意識が変化しており、今までは「所有したい」という意識だったが、モノが溢れている今では、「アクセス(使用)したい」というように変化している。そのため、近年の消費者は「その商品を使ったという経験」を求めているため、消費速度が上がっている。

上記の事実を通して、「つながり消費」が地域企業では注目されている。「とながり消費」とは、商品ができる過程にも参加してもらうことで、「長いおつきあい」ベースでモノを売買することだ。Amazonなどの一般ツールを通してでの購入では、その業界で1番の商品しか買ってもらえない可能性が高くなるため、「つながり消費」で愛着を持ってもらうことで1番でなくても買ってもらえるようにするのだ。

<九州ちくご元気計画>
地域雇用創業推進事業の一環として、福岡県筑後市で実施されたプロジェクトだ。この地域には、多くの研究会があり、その各研究会に専門家が介入してアドバイスをし、商品化や観光創業を図るという2年にわたるプロジェクト。DVDを鑑賞し、その後このプロジェクトでできた商品をもっと売り出すにはどうするべきか?を話し合った。そもそもモノができるまでのストーリーがたくさんあるにも関わらず、そのストーリーを買い手に共有するという段階を踏めていないのが問題という話になった。また、HPも見た上で、買うためのステップが多い(このプロジェクトでできた商品の一覧のHPがあるにも関わらず、各商品を購入しようと思ったら、その商品を作った会社のHPに行かないといけない)のも購入の壁になっている、SNS等でのアピールがないなどネットでの広報・購入の促進不足が感じられた。それを解消するには、「ちくご元気計画」のブランドを作り、「ちくご元気計画」の一環の商品として商品を売り出し、1つのHPで買えるようにするということ、作り手の目線だけでなく、買い手の目線・ニーズも踏まえて商品のPRやHPを改訂するということが出た。

■思ったこと
分科会自体はとても興味深く、充実しており良かった。また、ビジネスについて考えたり、学んだりすることも多く、非常に濃い2時間だった。ただ、時間の関係で地域SNSを絡めたところまで考えられなかったのが残念だった。

話合いを通して思ったこととしては、「自分が買い手だったら?」という視点がHPに欠けているということだった。私がHPでモノを買う時に参考にするのは、友達からの口コミ(評価含め)や、ネットのレビュー。このプロジェクトの商品1つ1つはとても高価なのだから、やはりその分、「思っていたのと違った」という後悔がないように、実際に使った人からのコメントがあるべきだと思う。HPに購入者レビューを付けるとか、逆に作り手のストーリーを伝えるために商品ができるまでの動画をつけるとかの工夫があれば良いのでは?と感じた。また、SNSも絡めて、facebookでのファンページの利用だったり、こだわり商品ばかりを扱っているネットショッピングの会社でピックアップしてもらうのも手だと思った。

■疑問に感じたこと
また、多くの研究会があったが、実際に成果を上げたのはごく僅かだそう。研究会の一覧がDVDの最後にあったが、正直「成果上げるの厳しいやろ…」と感じるものも含まれていた。研究会がどうやってできたか分からないが、せっかく専門家の方をお呼びして、政府がお金を出して行っている事業なのだから、全ての研究会でやろうとせずに、ある程度研究会を選定すべきでは?と感じた。

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