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立石駅周辺再開発と防災まちづくり、葛飾区役所庁舎建替えを考える - トピック返信
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葛飾区庁舎建替えに反対する区民の会 設立の経過と意義について
2018年04月11日 20:09

「葛飾区庁舎建替えに反対する区民の会」

 設立の経過と意義について

 

葛飾区庁舎建替えに反対する区民の会(以下「区民の会」)は本日、第一回の設立総会を迎えました。この総会に多くの皆さんが参加されています。まずもって主催者を代表してお礼申し上げます。

「区民の会」は、昨年11月の葛飾区長選挙において、木原敬一候補を擁立する政治団体として届け出るために、それまでの「葛飾区庁舎建替え反対実行委員会」の名前を変えて作られました。区長選では私たち「区民の会」は多くの支持者、支援者とともにたたかい、木原敬一候補は得票率31.7%、50,126票を獲得して善戦しました。選挙後の総括会議で私たちは、5万余の支持票は区庁舎建替え反対運動の大きな成果であると受け止め、今後引き続き運動を推し進めることを申し合わせました。

 私たちは運動の目的を次のように掲げています。

立石駅北口再開発ビルへの区庁舎移転・建替え計画をやめさせる。税金の使い方を開発優先から区民のいのちとくらし優先に変え、特に老朽化した小中学校の建替えを優先させる。区民をないがしろにした非民主的な区政運営を正す。

しかしこの目的は幅広い区民の支持と参加なくしては実現できません。私たちはそのために、「区民の会」を広範な区民参加の組織とし、会員制と会費制で運営し運動を大衆的に進めていくことにしました。

「区民の会」は単なる次期区長選挙のための会ではありません。区政に区民がモノ申し、区民自身の運動で区政を変えていく、文字通りの民主主義のためのたたかいであり、そのための会です。それには会員の皆さんのご協力が欠かせません。皆さんとともに広く区庁舎建替え計画の不当性を訴え、多くの区民の支持を集め、区民の力を結集して、青木区政に迫っていきたいと思っています。

 区長選挙後、青木区長はその強引なやり方を反省するどころか、区議会では自分への票は区役所建替えの信任票だなどと強弁し、あくまでも立石駅北口への建替え計画を推し進めるつもりでいます。「新庁舎の竣工は平成35年」と計画の終点を決め、それに向けて北口再開発を区の職員や再開発準備組合に急がせています。

 そもそも区庁舎建替え計画は、最初から立石再開発への移転ありきで進められてきました。立石駅北口再開発計画それ自体、区が主導して進めてきたものです。賛成派地権者を押し立てて準備組合をつくらせ、あたかも地権者の自主的事業のように見せかけていますが、行政主導の事業であることは明確です。しかしこの計画が、リーマンショック後の経済停滞で事業の見通しが立たなくなり行き詰った。そこで莫大な区の予算を投じて区庁舎をここに移転し、再開発ビルを一棟買い上げることで再開発計画を下支えする。区庁舎建替えの真の目的はここにあります。

 真の目的を覆い隠し、様々な理由をつけて正当化しようとしている現建替え計画は、だからこそ矛盾だらけなのです。いまだに区はこの再開発計画と区庁舎建替え計画の総事業費を示し得ていません。情報公開を求めても、示される資料は全くの墨塗りです。この問題は文字通り区政のブラックボックスと化しています。この実態を区民に明らかにし、区の隠蔽体質を暴き、建替え計画の不当性を訴えることが重要になっています。

 まして再開発は、そこに住む地権者の土地を不当に買い叩き、営業者を追い出すものです。歴史ある街並みはすべて壊され、巨大なビルが建てられる。地域社会を壊しておいてそこに行政が勝手に区役所を建てるなどということは、道義的にも許されることではありません。区役所はいわば区民の共有財産。それを行政が勝手に、地域の住民を犠牲にして建てるなどということは決してあってはならない。このことも私たちは強く訴えていく必要があります。

 いま、立石駅北口再開発に反対する地権者の皆さんは、強引な区や準備組合のやり方に抵抗してたたかっています。地権者の皆さんが頑張る限り、再開発は区の思い通りにはいきません。区庁舎建替えも思惑通りにはいかないでしょう。私たちは地権者の皆さんとともに区の理不尽に対してたたかっていきます。

 

 区庁舎建替え計画をストップさせることは困難なことです。しかし決して不可能ではありません。どれだけこの問題の本質を区民に知ってもらえるか、どれだけ区民がこの運動に共感を寄せるか。運動の成否はここにかかっています。

どうか会員の皆さんの絶大なるご支持とご協力をお願いいたします。

 


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