昔 こんな車両が走っていた――名鉄編 (3)
2018年09月30日 16:41
|
廃車になった木造ボギー車たちです。
①:サ2111、木造ですがシングルルーフ、2扉のボギー車です。 大正13年日本車両でただ1両製造された車両。付随車なのに端面が半円形5つ窓としゃれているので元は電動車かとも思うのですが車両 一覧表には注記が何もありません。ちょっと不思議です。 ②:サ2239、木造シングルルーフ、3扉のボギー車です。 この型式の制御車は昭和2年から3年にかけて2231から2238号までが名古屋電車で製造されたとなっていますが、2239号車は一覧表 には載っていません。 おそらく同時期にたくさん製造されたモ350,400、600、650などの同型車のいずれかから電装品を外され制御車か付随車に改造された ものだと思います。 ③:ク2274、上のサ2239号と同じスタイルの原型、ダブルルーフ3扉のボギー車です。 上に書いたようにこの時期(大正末期から昭和初期にかけて)たくさん作られたスタイルの電車です。車両一覧表にはこの型式は掲載されて いませんが、上記同様いずれかの電動車から電装品を外し制御車化されたものと思われます。 |