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兵庫県の入院調整者数の推移(金澤和夫副知事)
2021年01月19日 11:36
連日、新型コロナの病床ひっ迫、そして自宅療養が急増している問題が報道されています。
これまで「自宅療養ゼロ」を旗印にしてきた兵庫県でも、入院(又はホテル入所)先がすぐに決まらずに自宅待機となる「入院調整」が急増して、数日間にわたる事実上の自宅療養が生じてしまっています。

1週間ごとの「入院調整」の人数の変遷は次のとおりです。
(R3.1/17) 826人←(1/10)323人←(1/3)89人←(R2.12/27)92人←(12/20)147人
最近とくに急激に増えていることがわかります。

また、1/17時点で新規陽性確認数は1週間平均で246.1人/日ですが、退院・退所者数は143.4人/日にすぎません。
つまり、毎日100人、受け入れ人数を増やしていかなければ、入院・入所できない人がどんどん溜まっていく道理で、これが実際起きていることでもあります。

「病床使用率」でみると78.2%(うち重症者用では64.7%)(1/17現在)で、まだ多少の余裕がありそうにも見えますが、医療スタッフ確保の問題等もあってこれをさらに引き上げるのは簡単ではありません。
一方、ホテルの「部屋の使用率」は45.6%ですので、こちらは増やす余地がありそうです。

今後、県として取り組むべきことは大きく3つあります。
1つは、患者受け入れに協力してくれる病院をさらに増やし、確保病床数自体を増やしていくこと。簡単な話ではなく時間もかかりますが本来の道です。

2つは、ホテルに「中等症に近い軽症」の患者まで受け入れられるように、ホテルでの医療サービスの提供体制を強化(医師の常駐、往診体制など)すること。併せて、確保するホテルの数を増やすことも必要。

3つめに、既に事実上生じてしまっている「自宅療養」の安全度を高めるために、看護師・保健師の訪問や医師の往診体制など医療サービスの対象とすること。

いずれも医療機関・医師の協力が不可欠で、そうした協力が得られるための条件も整える必要があります。

現状では、「自宅療養ゼロ」の目標は看板倒れとなっていますが、それでも本来はそれが望ましい姿であることは間違いありません。今は、なんとかこの目標に復帰できるようにしたいと考えつつ、対策を練っているところです。

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