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兵庫県と神戸大学が共同で「抗体薬」の研究開発(金澤和夫副知事)
2021年02月10日 15:00
兵庫県では、現在、神戸大学と共同で「抗体薬」の研究開発を進めています。

この「抗体薬」とはどんなものなのでしょうか。
今、新型コロナのワクチン接種の準備が国を挙げて進められています。「ワクチン」とは、健康な人の体内に、あらかじめウィルスに似た成分を注射し、体の免疫反応を通じて、ウィルスを撃退する「抗体」というタンパク質を作らせておくものです。

ウィルスは人間の細胞に穴をあけて侵入して増殖します。「抗体」は、いわばウィルスの武器である「穴あけ用ドリル」にキャップをかぶせて使えなくしてしまうようなもの。ウィルスは増殖できなくなります。

武器の形はウィルスの種類によって一つ一つ違うので、新型コロナを防ぐ「抗体」は、新型コロナの武器にぴったりはまるキャップである必要があります。

新型コロナウィルス類似の成分を「ワクチン」として注射しておけば、あとは免疫の力で自動的にこのウィルス特有の武器を認識して、それにぴったりはまる「抗体」を作っておいてくれるというわけ。

ただ、人の体は千差万別です。ワクチン接種によって、質・量ともにどの程度有効な抗体を作れるかは、人によって違うようです。
兵庫県と神戸大学が研究開発中の「抗体薬」は、ワクチンとは違って、「抗体」そのものを薬として使おうというものです。

開発の手順は次のようになります。
まず、実際にコロナに感染して回復した患者さんの協力を得て血液を提供してもらいます。県立加古川医療センターがそのための協力病院になります。それぞれの血液には当然「抗体」が含まれていますので、これを取り出します。

次に、抽出したそれぞれの抗体をウィルスに投与して、武器を無力化する(増殖を妨げる)効果がもっとも高い抗体を選び出します。ここが大きなポイントで、もっとも有効な抗体が選べたら、それを化学的に合成して薬剤化することになります。

千差万別の人の免疫反応に依存するのではなく、優れた抗体を選抜した上で薬剤化するので、安定的に高い有効性が期待でき、副作用のリスクも低いと言われています。

価格が高くなることもあって、健康な人に感染予防で投与するのではなく、感染が確認された患者さんに対する治療薬として使われることになりそう。

開発に成功すれば、兵庫発の医薬品が世界の人々を救うことになります。少しわくわくしながら、研究開発の進展を期待しているところです。

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