医療関係者向け優先接種について(金澤和夫副知事)
2021年03月04日 10:20
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今回は、兵庫県の新型コロナワクチン接種(その2)として、「医療関係者向け優先接種について」解説をさせて頂きます。 ①3月から、医療関係者への優先接種が始まる予定です。このため、兵庫県には、3月の第1週、 第2週に、8,190本のワクチンが配布予定です。 本来、1本のワクチンで6回分の接種が可能とされていますが、日本で普通に使われている注射器では、ワクチンのロスが出て、5回分しか取れないと言われます。6回接種できる特殊な構造の注射器が増産中です。 ワクチン1本で5回として計算すると、8,190本では約4万1千回分ということになります。 ②兵庫県で接種を希望している医療関係者の数は、現在、18万7千人です。 本来、接種は3週間間を空けて2回接種するルールですが、配布予定のワクチンの量は、「優先接種」希望者の22%に1回接種できる量です。 今後、追加のワクチン配布が必要となりますが、生産が追い付いておらず世界中で取り合いの状況です。 ③ワクチンの成分は、非常に壊れやすいようです。 超低温冷凍庫から取り出して「5日以内」に接種しないといけないので、18万7千人もの方々に接種しようとすると、効率的な仕組みを整えないといけないことになります。 ④兵庫県では、超低温冷凍庫を備えワクチン保管ができる「基本型接種施設」46か所と、そこから配分を受けて接種だけ行う「連携型接種施設」約300か所を、設定しています。 現在、各々の施設で、保管・配布・接種の準備をしています。 また、接種施設の数をもっと増やすこと、場所を決めて行う集団接種の方式をとること、等についても検討が進められています。 同時に、兵庫県では、各施設共通で使える「オンライン予約システム」を構築中です。 ⑤一般の高齢者のワクチン接種が開始するのは4月からです。 これは、市・町ごとに行われることになっていて、各市町では現在鋭意準備中ですが、まだ決めきれないことも多い状況です。 今後、新たな情報がありましたら、また、こちらのチャンネルでもお伝えしていきたいと思います。 ■兵庫県の新型コロナウイルス関連情報はコチラ(兵庫県ホームページ) https://web.pref.hyogo.lg.jp/index.html ■兵庫県の新型コロナワクチン接種について(兵庫県ホームページ) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/cor... ■新型コロナウイルス自宅待機者の健康管理について(兵庫県ホームページ) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/jit... ■新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者の発生について(兵庫県ホームページ) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/hen... ******************************** YouTubeチャンネル:「兵庫の未来」金澤和夫の兵庫県政ちょこっと解説とは? 兵庫県における新型コロナウイルスの感染状況、感染対策、新たな制度や施策をはじめ、兵庫県が取り組むさまざまな取り組みについて、兵庫県副知事の金澤和夫がYouTubeにて解説をさせて頂くチャンネルです。 ■金澤和夫 プロフィール 1956年神奈川県藤沢市生まれ、64才 自治省に就職し、山形県遊佐町、熊本県など多くの自治体に勤務 兵庫県には、2回にわたりのべ15年勤め、いまは副知事として11年目 7年前に神戸市灘区に中古一戸建てを購入し、兵庫県にIターン 県民の皆さんに、兵庫県政を少しでも身近なものとして感じてほしいとの思いから、この動画を配信させて頂きます。 |