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疾病管理予防センターの必要性(金澤和夫前副知事)
2021年05月20日 17:43
新型コロナの対策に携わってきて、米国の「疾病管理予防センター」(CDC ; Centers for Disease Control and Prevention )のような、感染症対策の司令塔となる調査研究機関の必要性をますます痛感しています。

任務の第一は、パンデミック発生前の平時において、事前に発生時の対応を検討・立案しておくこと。
今回の新型コロナでは、実際に感染拡大が生じてから、これを後追いする形で、拡大防止策としての社会的行動制限や、隔離・治療のための医療体制の強化が行われてきました。今回の経験をしっかり検証評価しておけば、今後再びパンデミックが生じた時に起こりうるシナリオをあらかじめ想定して、とるべき措置を事前に準備しておくことが可能になるはずです。

任務の第二は、現実にパンデミックが生じた際に、データに基づいて科学的に感染症の特性を分析し、状況判断を行うこと。
前提となるのは、正確な情報収集です。これは現場を抱える自治体の調査研究機関でなければできません。
どんな行動や状況の下で感染が広がるリスクが高いのか、感染力や重症化の危険度はどの程度なのか、事実に基づいて客観的に分析・評価していく必要があります。

任務の第三は、専門機関としての権威をもって、対策の実行責任を負う当局に対し、必要かつ適切な対策を提言すること。

状況は日々動いていきますが、対応が場当たりで揺れ動くようなことのないように、よりどころとなる一貫した対策方針を提示していく必要があります。

今回の新型コロナへの対応では、既存の組織や機関が、それぞれ部分的にこうした役割を担うことになりましたが、必ずしも十分に機能できなかったというのが実感です。

重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行が2003年、新型インフルエンザが2009年、中東呼吸器症候群(MERS)が2012年。こうして見ると、感染症の流行は決して稀なことではありません。
今後いつ発生するかわからない新興感染症に備えるため、「兵庫県版CDCの創設」は急務、真剣に取り組んでいく必要があると考えています。

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