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(2025/12/01)後期生涯学習論第10回目授業の録画と要約
【返信元】 (2025/12/01)後期生涯学習論第10回目授業について
2025年12月02日 06:23
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2025年度秋学期「生涯学習論」第10回授業レポート テーマ:ペダゴジーとアンドラゴジー -人生を肯定するために 2025年12月1日、大阪産業大学にて実施された「生涯学習論」第10回授業では、西研著『しあわせの哲学』第5章「人生を肯定するには」を基軸に、「ペダゴジー(子どもの教育)」と「アンドラゴジー(大人の教育)」を対比しながら、人間の成長、幸福、学びの意味について多角的に議論が行われた。 人生の価値と幸福をめぐる導入的対話 授業は、和崎による「人生の肯定とは何か」という根本的な問いかけからスタートした。人生において本質的に大切なものは何かという視点から、「時間」「物語」「関係性」という3つのキーワードが提示され、学生それぞれが自身の経験と照らし合わせながら深く考察を始めた。 「幸福とは、単なる快楽ではない。むしろ“理想の人生像”と“今感じている満足感”と“自分自身の人生への認識”が調和している状態である」との和崎の説明を受け、学生は「自分が今どんな時間を生きているか」「どんな物語の途中にいるのか」「誰と、どんな関係性を育んでいるのか」と、自らの生き方を内省する機会を得た。 ニーチェと自己肯定の哲学 続いて畑井は、ニーチェの哲学を紹介しつつ、「挫折と復讐心」という人間の感情の起伏とそれを乗り越える意志について論じた。特に「なぜ生きるのか」という問いに対し、「困難に直面したときこそ、自分の本当にやりたいことが見えてくる」という視点が強調された。 畑井は氷山の比喩を用いて「人間の価値は目に見える部分だけではなく、水面下にある深い感情や経験によって成り立っている」と説明。AI時代における人間らしさとは、こうした“見えない部分”にあるとし、哲学的な深まりを学生に促した。 感情制御と人間関係性の重要性 授業の中盤では、感情のコントロールとストレスとの向き合い方が話題となった。畑井は「許し」と「理解」の重要性を説き、感情を押し殺すのではなく、健やかに受け止め、周囲と共有していくことが成熟の鍵であると語った。 和崎は自身の労災経験を通じて、制度や他者との関係性が救いとなった事例を紹介。また畑井は、極限状態にある患者との交流エピソードを挙げ、「人間にとって最も文化的であり、人間らしい行動とは、“関係を築くこと”にある」と力説した。 教育方法の対比:ペダゴジー vs アンドラゴジー 後半では、教育方法に関する実践的な議論が展開された。和崎が提起した「ペダゴジー」は、教師中心で受動的な学びを想定しているのに対し、「アンドラゴジー」は学習者中心であり、自らの経験や課題に基づいた学びを重視する教育理論である。 和崎はノールズによる1970年の論文を紹介しつつ、現代の生涯学習においては、もはや「教え込む教育」ではなく、「引き出す教育」が主流であることを説明した。学生からは、自身の高校時代の面接対策経験が引き合いに出され、「自分で考え、自分で語れる力」が問われる時代への移行が実感として共有された。 坪田はこの議論を受け、「内面的な意欲と自発性こそが学びの原動力であり、今後の社会ではその力がより一層求められる」と補足。従来の「一方通行の知識伝達」から、双方向かつ探究的な学びの場が重要であることが再確認された。 子どもの教育と大人の学びの接点 さらに畑井は、「アンドラゴジーは大人だけのものではない」と主張し、子どもたちの教育にも自発性と自己評価の視点を取り入れるべきだと述べた。「子ども同士の学び合い」「自己の内面との対話」こそが、本質的な成長を促す鍵になるとし、大人の学びと子どもの教育が融合していく未来像が描かれた。 和崎は「人生の意味を理解するためには、他者との関係を通じて自分を知ることが大切」と語り、哲学が単なる知識ではなく、生きるための実践的思考法であることを強調した。 最後に、「人生の転機」についての問いかけが行われ、坪田は大学生活の中での変化、畑井は武道の経験における年長者への尊敬を語り、学生たちに「自分の物語の中で、大きな転機はどこにあったのか」を振り返るよう促された。 おわりに:生涯学習とは「自分の人生を引き受けること」 今回の授業では、教育理論の変遷を踏まえつつ、人生を肯定するとはどういうことか、幸福とは何か、学びとはどこから始まるのかを、多様な視点から探究する時間となった。 教室内で語られたのは、単なる知識ではなく、人生の“生き方”そのものであった。次回のチャレンジプレゼンに向けて、自分の経験と価値観を再構築し、他者と対話しながら「学びの物語」を語る準備が求められている。 |
(2025/12/01)後期生涯学習論第10回目授業について - 25/11/26 10:34 (こたつねこ)