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【地域SNS全国フォーラム】 - トピック返信
Re[2]: 全体会【パネルディスカッション】
【返信元】 Re: 全体会【パネルディスカッション】
2007年08月07日 05:03
あかん、けいさんにすぐに反応していまうこたつ..(^^;
『地域SNS最前線-Web2.0時代のまちづくり実践ガイド』2007,(ASCII)の中で、そのあたりのことを書いた一節があります。
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テクノロジープッシュからの脱却
 「実装した機能が使われない」「一部の人たちしか利用しない」「ほとんどの住民は存在すら知らない」「大きな費用と労力が無駄になっているようだ」…地域情報化という言葉が使われ始めて30年。巨額の投資を繰り返してきた政府の開発主義的な政策だけでなく、80年代の草の根BBSや商用BBSというパソコン通信を使ったコミュニケーションの試みや90年代のインターネットによるさまざまなアプリケーションの活用に至るまで、開発に携わる技術者たち共通の悩みは、情報化ツールの効果が地域に浸透しないことだった。日夜新しいテクノロジーを取り入れ、地域ニーズを捉えたシステムを設計し投入する彼らの努力は、皮肉にも「すべてを通信技術で解決しよう」というおごった開発思想による現場とのミスマッチが起こしたジレンマによるところが大きい。

 01年10月、日本で最初の電子地域通貨「千姫」の運用を開始した岡田真美子 は、インターネットや携帯から利用できるシステムとして、メニュー表・掲示板・コメント付き取引という非常にシンプルな大福帳式プログラムを採用した。この仕組みはのちのち参加者のニーズによってこつこつと成長を続け、それと同時に利用者のモチベーションもあがっていった。岡田は当時から「完璧なシステムを求めずに、十分に人の絆の持つ力を活用することで、システムも人も育っていく」と語り、従来とは異なる開発手法を取り入れて地域情報化の世界に新たな方法論を提案した。あえて「人」がかかわる部分を明示することによって、システムと人材が相互に支え合い活かされる共育の関係がデザインされている。

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全体会【パネルディスカッション】 - 07/06/28 22:58 (百山紀行)