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Re: たていしさまたより19号(平成27年6月7日) 噂の東京マガジン 噂の現場
【返信元】 たていしさまたより19号(平成27年6月7日) 噂の東京マガジン 噂の現場
2015年06月09日 00:04
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平成27年4月19日 TBSテレビ「噂の!東京マガジン」にて「立石駅周辺再開発問題」と密接に関わる「総合庁舎建替え移転問題」が番組に取り上げられました。 噂の現場!昭和レトロの街 立石再開発に賛否両論!レポーター清水国明 寅さん、男はつらいよでおなじみの葛飾区。なかでも立石は昭和レトロの残る町として人気のスポットです。その立石を一新する高層ビルによる再開発計画が進んでいて、そ こには区役所も移転するのではないかと地元では強い反対の声も出て問題化しています。 今や立石は雑誌で特集される人気の町。若者たちは珍しがり、はしご酒を「立石ツアー」と呼んで楽しんでいます。 正に呑んべえ天国とも言える立石の古い町並みが無くなってしまうかも知れないのです。 現場は葛飾区にある京成立石駅北口周辺です。そこは飲食店と住宅の密集地帯。およそサッカーグラウンド約3面分(2.1ha)に35階と20階建ての高層ビルを建てるという地権者 たちによる再開発計画が持ち上がっています。計画を推進する一人、北口準備組合の飛田友久さん。所有する建物を見せてもらいました。懐かしい共同玄関。目の前に広がる のは「昭和」です。今はご自身の事務所として使っているそうですが、かつては学生用のアパートとして貸していたそうです。「昭和の時代の間取り、建築で築50年は経って いますからそろそろ何とかしたい」。そんな悩みを抱える地権者は何人もいると言います。「ここはもう住めないからみなさん逃げちゃうんですよ。うちの家族も女房が環境 に耐えられなくて引越したんです」。再開発したい理由は建物の老朽化だけではありません。「今一番不安 に思っているのは災害ですね。消防車やはしご車が入れないですし 」「もう若い人が集まらないでしょ。30~40年前の通りは人が多くて自転車で走れなかった。今、土日はガラガラです」。確かに周囲には空き店舗が数多く見受けられます。 町をリニューアルしてかつての賑わいを取り戻したい、そんな思いもあると言います。 一方、地域に住む区民からはこんな声も。 「よそから写真を撮りながら見に来る人が結構いるの。この下町を無くして一つの大きなビルに入れること自体が下町が無くなってしまうと思う」「私の住むマンションが再 開発計画に入っています。再開発が決まったら出て行って、もう帰って来れないなーという立場です」 再開発区域に住む人は再開発後の新しいビルに移転することができます。その際、現在住んでいる土地、建物と同じ価値のビル床をもらうことなります。今の建物の価値が低 く評価された場合、狭い場所しかもらえず、今の生活が維持出来ないのではないかと不安を感じていると言います。 お店を営む人からも反対の声が・・・ 鳥房店主は「私の友だちが荒川区役所で開発に関わっていた。再開発後のビルに入れるけれど今の店は維持は出来ないと言われた。あまりにも経費がかかり過ぎてねー」 こちらのお店の名物は豪快に半身を揚げる若鶏のから揚げ。 ビルに入れば管理費など今まで掛からなかった経費がかさみ値上げすることになると不安を感じているのです。正にセンベロの危機です。再開発話にお客さんは…「えーこの 店なくなるのー!(悩)」「土地の有効活用で言えば駅前の開発は大事だと思いますけどやっぱりこの町の独特の情緒が失われるからね…」。街並みにひかれ若い人が始めた お店では…「街がきれいになればお客さんは立石から他に行ってしまうと思う。これが立石ですからねー。ここは酔っぱらいのディズニーランドですから(笑)」 「立石は下町が売り物なんですよ。大きいビルが建ったところで、今まで集客していたお客さんは来るかと言ったら、逆に立石はさびれちゃうんじゃないかと思う」「街づく りというのは故郷づくり。ポエム、詩がなきゃダメ。あの超高層ビルに詩を感じますか?」 (スタジオ) もったいないよね。あんなにいい街が残っているのにね。昭和レトロと言うより「昭和のまま」ですよね。 ああいう雰囲気は少なくなったから今や貴重になって逆に人気が出てきている。でも難しいですよね。災害が起こったときに消防車もはしご車も入らないと言われたらそれも 切実だし。だけど随分計画では街が一変して近代的になるんだねー。超高層ビルがズバっーと建ってね。予定総事業費が518億円。事業主体は地元の地権者が作る再開発組合。 まだ準備組合の段階です。再開発法では三分の二以上の賛成があれば進む。未来を見据えたときに昭和レトロを守るような文化遺産を欲しい気持ちになりますね。どこでもこ ういう懐かしい街が無くなって超高層ビルの街が出来てますからね。推進派のみなさんは木造が多く道幅も狭くて、防災を考えると再開発は必要だと。それをきっかけにして リニューアルして人を呼びたいと。反対派のみなさんは東京では今では貴重になったこの街並みを守りたいと。再開発ではそこまでの超高層ビルが必要になるんですか?近代 的なものばかり求めないでね。これぐらいの超高層ビルを建てないと事業費がまかなえないということ? なぜ超高層ビルなのか?そのわけを探りました。 「やはり災害の不安は確かにあります。でも解決方法は高層ビルではないはず。せいぜい3階、4階くらいの高さの低層の街づくりが良いでしょう」 推進派は「ビルなんか建てたくないけれどそうしないとお金が出ないんです。ビルを建てて床面積を他に売却することによって建築資金を捻出しようというのが再開発ですか ら」莫大な費用のかかる事業ですが元々住んでいた人や商売をしていた人は再開発後のビルに「基本的に」タダで入ることが出来ます。高層化したビルの部分をオフィスやマ ンションとして売った利益を建築資金に充てるからです。 そんな計画に反対派の人たちは… 「どこの街の再開発も上手くいっていないんですよ。売却する床が売り切れないんです」 再開発の事業者はこの地域の地権者たちでビルが売れなかった場合その負債を自分たちで負うことになります。ちなみに今回の事業費は現時点で518億円。「やはり推進派の人 たちも不安があって、ここに葛飾区役所をボーンと持ってきて欲しい。再開発ビルの床を葛飾区に買って欲しいと要求を出したのです」 リスクを減らすためだという区庁舎の誘致にはからくりがあると反対派の人たちは見ています。「区役所の建て替えは再開発を応援するために考え出されたんです。建て替え は必要ないんです」 絵図面が出来ていますが区が参加していくプロセスは 何があったのですか?後付けで考え出された区庁舎移転なのか区役所を直撃しました。 葛飾区役所総合庁舎整備担当橋口昌明課長 「たまたま再開発の動きのある立石の駅前が、区民の利便性から考えると庁舎の移転先としていいんじゃないかと候補地に上がってきた」と移転は再開発とは別の理由で検討 されていたと言います。 今の庁舎では電気設備が地下にあり、洪水などが起きれば停電し区役所が機能しなくなる可能性があるからです。再開発に関しては…「地域の防災上、道が狭いというのが問 題であるので、丈夫で安全安心な街を作る意味では再開発は区の方向性に合致しているので、再開発を支援していきたいと考えています」 「たまたま、たまたまですか…(汗)」 区も支援する再開発。しかしそこに落とし穴があると専門家は指摘します。 NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議遠藤哲人事務局長 「再開発事業は地権者の土地をほとんど処分してビル床に入れるという事業ですから、一度再開発すると地権者の土地の持ち分は無くなります。地権者が再開発前に持ってい た土地は、再開発後、新たにビルのスペースを買った人を含めて持つことになります。そうなれば以前と比べ土地の持ち分、すなわちビルの底地の持ち分は減ってしまいます 。過去の事例で言うとある個人の210㎡の土地が再開発事業でなんと33㎡に減りました。再開発のビルがゆくゆく老朽化で無くなって将来更地になった時、再開発前と再開発後 では自分の土地がかなり減るということ。その時にみなさん、事の重大さに気づくんです…」 防災の問題もありますが、街の個性を活かした再開発計画も考えて欲しいなと思う「噂の現場」でした。 |
Re: たていしさまたより19号(平成27年6月7日) 噂の東京マガジン 噂の現場
【返信元】 たていしさまたより19号(平成27年6月7日) 噂の東京マガジン 噂の現場
2015年06月04日 17:58
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