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兵庫県からのお知らせの「知事定例記者会見(2016年10月24日(月曜日))」
「知事定例記者会見(2016年10月24日(月曜日))」の書込一覧です。
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知事定例記者会見(2016年10月24日(月曜日))
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2016年10月26日 14:08
【発表項目】
1 平成28年度兵庫県文化賞等四賞受賞者の決定
2 「平成28年地方分権改革に関する提案募集」における本県提案に対する関係府省からの第2次回答の結果
3 瀬戸内海の環境の保全に関する兵庫県計画の策定
4 兵庫県ホームページがリニューアルします!!
5 ひょうご消防のつどい2016の開催


記者会見を動画で見る(約30分(外部サイトへリンク))
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=271143
会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。



【知事会見内容】

知事:

 鳥取中部を震源とする地震について、鳥取県における今までの状況は人的被害が17名で、重症3名、軽症14名です。物的被害が383棟で、全壊2棟、半壊2棟、残りが一部損壊です。
45カ所の避難所に避難している656人の方々は、いわゆる「余震」が続いていますので、それが心配で避難されている方が多いということだと承知しています。

 関西広域連合からは、先遣隊を3名、医療チームも3名派遣しました。
今日からEARTH(震災・学校支援チーム)員及び事務局職員4名を派遣しており、今週いっぱいメンバーを変えながらのべ46名派遣する予定です。人と防災未来センターも実情調査で3名派遣しています。

 それから、ブルーシートを1000枚供与しました。倉吉市などは古い町並みです。3年前の淡路島地震は皆さんご存知のように震度6弱でした。
洲本市は一部損壊がたいへん多く、その時に必要であったブルーシートを届けたということです。

 鳥取県からの人的支援要請は、建物の応急危険度判定と宅地の応急危険度判定、震災・学校支援チーム(EARTH派遣)です。
これらの要請に関西広域連合や近隣の県等で既に対応しているところです。



 1番目は「平成28年度兵庫県文化賞等四賞受賞者の決定」です。

 文化賞は、児童文学作家の岡田淳さん、落語家の桂文珍さん、文化プロデューサー、演劇評論家の河内厚郎さん、声楽家の永井和子さん、陶芸家の西端正さんの5名に決まりました。

 科学賞は、胃がん治療の世界的権威であられる兵庫医科大学の笹子三津留先生。
工学分野では、ばねのメーカーとして技術開発力もあり特殊ばねを製造する東海バネ工業株式会社。
理学の関係では、分子科学の第一人者であられる県立大学大学院物質理学研究科の本間健二先生。
工学分野では、近畿工業株式会社の社長で、破砕・選別機専業メーカーとして資源再生の技術開発を行ってこられた和田直哉社長の4名に決まりました。

 スポーツ賞は、セーリングの川瀬武晴さん、スケートの小林一雅さん、小林さんは「ひょうご西宮アイスアリーナ」の設置にたいへんご尽力をいただいてきました。
それから、弓道の林文夫さん、ウエイトリフティングの横山信仁さん、八木選手の師匠です。もしリオデジャネイロに横山先生も一緒に付いて行っていただいていれば、八木選手も6位ではなく、もしかするとメダルにも届いたのかも知れません。
ウエイトリフティングは、その日の体調等を見極めて、どういう重さからスタートするのかが非常に重要らしいのです。
亡くなった平尾さんがいつも「スポーツはインテリジェンス」と言っていました。スポーツは体力だけでもなく、組み立て力、知恵なのだということを彼はずっと言っていました。
そういうスポーツにおける作戦の重要性があるのだと思います。
それからスポーツ賞特別選手賞は、以前発表しましたがシンクロナイズドスイミングの乾さんと中村さん、パラリンピックは車いすテニスの上地さん、柔道の正木さん、競泳50m自由形の山田さんです。

 社会賞は、ボランティア協会会長の小西康生先生、料理研究家として若くから活躍し、今は県のひょうご「食」担当参与になっていただいています白井操さん、兵庫県こども連合会で活躍していただきました高橋武信さんの3名となりました。

 それぞれ4つの分野で大きな活躍をしていただいた方々ばかりですので、平成28年11月9日(水)に感謝を込めて贈呈式をさせていただきます。

 

 2番目は「『平成28年地方分権改革に関する提案募集』における本県提案に対する関係府省からの第2次回答の結果」です。

 これで最終的に決まるわけではありません。提案の実現に向けて対応等前向きな回答があった項目は10項目あります。
そのうち、提案の実現に向けて対応される項目として、「国定公園における一定の工作物の建築にかかる環境大臣との協議の廃止」と、「病児保育事業の補助要件の設定」の2項目。
提案を踏まえて対応を検討される項目として、「認定子ども園の園庭に係る従うべき基準の参酌基準化」、「認定子ども園の3階以上にある保育室等に係る基準の緩和」、「生産緑地地区指定の面積要件の要件緩和」など6項目。
現行制度で対応可能な項目として、「地方創生推進交付金の先駆タイプについての要件の緩和」や「移送ボランティア活動に係る公共交通空白地有償運送の登録要件の緩和」の2項目です。
対応できないとされているのは17項目になっています。
詳細については、資料でご確認ください。

 1次回答から回答が変わった項目について整理しています。
対応不可になっていた4項目が提案を踏まえ対応の検討を開始することになっています。
しかし、まだ17項目が依然対応不可とされています。
12月くらいまでに関係府省とやりとりをして、最終的に今年度分の対応が決まることになります。



 3番目は「瀬戸内海の環境の保全に関する兵庫県計画の策定」です。

 法律が昨年の10月に改正されて、瀬戸内海の環境の保全に関する兵庫県計画を策定することになっています。
瀬戸内海関係13府県ありますが、我々が最初の策定になります。骨子の内容を見ていただくと、沿岸域の環境保全・再生及び創出、水質の保全及び管理、自然景観及び文化的景観の保全、水産資源の持続的な利用の確保、基盤的な施策に分かれています。
計画を作るだけではいけませんので、2ページに記載のとおり「瀬戸内海環境保全セミナー」を11月1日に加古川駅南まちづくりセンターで開催することにしています。
兵庫県計画の概要は3ページと4ページに記載しています。
私たちは、きれいな海は実現しましたが、豊かな海と美しい海を取り戻す必要があります。
つまり、水質は良くなったけれども、漁獲量が6割減になり、瀬戸内海の白砂青松に代表されるような景観が大部分失われている状況の中で、豊かな海、つまり漁獲量の回復と文化的景観の保全と回復が追加されたことが昨年の改正です。
基本理念も新設され、瀬戸内海をその多面的価値・機能が最大限に発揮された豊かな海とすることです。
里海とは記載していませんが、里海の思想が基本理念に盛り込まれた法律の改正でした。
瀬戸内海環境保全基本計画の内容として、変更前は水質の保全と自然景観の保全だけだったのが、変更後は、沿岸域の環境の保全、再生及び創出、水質の保全及び管理です。
それから、自然景観及び文化的景観の保全、水産資源の持続的な利用の確保ということで、きれいな海、豊かな海、美しい海の再生を図ろうということで新しい府県計画を作ろうとしています。
その府県計画として兵庫県計画を策定しました。
兵庫県の課題は、藻場や干潟、浅場が減少し、沿岸域の環境が随分変化してきていることです。
水質については、陸域からの負荷量が大幅に削減されている一方で、冬に大型珪藻が発生するなど赤潮の質が変わってきています。
夏季の有害プランクトンの発生ではなく、冬型に変わってきています。
自然景観等は、漂流とか漂着、海底ごみ対策への対応を図る必要があります。
水産資源では、ノリ養殖の色落ちの原因は栄養分不足ですので、栄養分不足をどのように解消していくかが課題になっています。
それらを計画の骨子に記載のとおり、いくつかの事業をにらみながら計画の中に盛り込んでいます。
写真にあるような良質な土砂を活用して浅場の造成をする。ため池のかいぼりをして、その栄養分を海に流して活用することも入っています。
計画期間は概ね10年で、5年ごとに点検します。
また、湾灘協議会と言っていますが、瀬戸内海は東西に長く、南北でも漁業の形態や湾の形態、島の形態などが違います。
したがって、海域ごとに協議会をつくり、兵庫県は、大阪湾と播磨灘が基本的な関係水域ですので、両協議会の意見を聞いてとりまとめた計画です。
4ページの政策体系をご覧いただくと、ゴシックで新たに追加した項目が並んでいます。
その考え方は先ほど説明した事業や課題が背景になっていますのでご理解いただきたいと思います。



 4番目は「兵庫県ホームページがリニューアルします!!」です。

 11月1日から新ホームページを公開します。
リニューアルの主な特徴として、高齢者や障害者をはじめすべての人が利用しやすい機能の充実を図っています。それから、音声読み上げができるソフトを充実しました。
また、スマートフォンやタブレットへの対応もしています。トップページについては、従来のレイアウトを継承し、できるだけわかりやすくさせていただいています。



 5番目は「ひょうご消防のつどい2016の開催」です。

 10月30日に姫路市で行います。
消防本部・消防団の年1回の消防のつどいです。講演と表彰式をするということです。

 

 私からは以上です。

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