新型コロナウィルス感染症の拡大を防ぐ目的で、外出自粛が叫ばれています。
そんな中、テレワークで普段どおり仕事をされている方もあるかと思いますが、仕事がなくなったフリーランスの方や、いつまで続くか分からない臨時休業で自宅待機を余儀なくされている人も多いことでしょう。
学校も臨時休校になり、四六時中子供と一緒に過ごす家庭も多いと思いますが、子供の勉強を見たやったり、一緒に遊んでやったり、自分の勉強をするのにもよい機会です。
しかし、それだけで一日を費やしているとストレスが溜まります。たまには息抜きに料理をやってみてはいかがでしょうか。
子供と一緒にお菓子づくりもいいけれど、僕のおススメは常備菜づくりです。
日頃忙しくてスーパーの出来合い惣菜で済ますことが多いお母さん、滅多に台所に立ったことのないお父さん、時間のあるこの機会に挑戦してみましょう。
常備菜（つくり置きの惣菜）は日持ちがする「煮もの」が中心ですから、時間はかかりますがただ煮込むだけですから調理は簡単です。それに、たとえ味付けが拙くても修正が可能なところがいいのです。
味が薄すぎたときは調味料を加えればいいし、濃すぎたときは水（又は出汁）を加えて一煮たてしてから煮汁を少なくし、もう一度煮込めばよいのです。（僕もしょっちゅうやってますよ。）

下の写真は、僕が昨日つくった常備菜二品です。
左は牛肉と牛蒡の佃煮ですが、コマ切れの牛肉が少し残っていたので、笹欠きにした牛蒡と一緒に煮込んだだけです。煮汁は鰹と昆布の出汁に味醂と醤油、砂糖で味付けしたものですが、麺つゆに砂糖を加えるだけでも十分です。
右は煮豆ですが、市販の大豆の水煮と昆布、干し椎茸、桜海老（釜揚げ）、牛蒡、人参、筍、こんにゃくを、椎茸の戻し汁に醤油と味醂、砂糖で味を付けた煮汁で煮込みました。
煮汁をつくるのが面倒なら麺つゆを使ってもよいし、具もこんなにたくさん入れなくてもよいでしょう。ただし、干し椎茸と昆布は入れた方が美味しく出来上がると思います。どちらからもいいダシが出るのでね。

なお、僕のブログ「お父さんの料理」には常備菜になるものがときどき出てくるので、参考にしていただければ幸いです。最近のものではこういうのがあります。https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=307298