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キンキという魚がいる。東北ではよく食べたが、関西ではなかなか手に入らないし、 値段も高い。鮮やかな真っ赤な色をしている。イワシ、サバ、サンマなどはよく言われる背の青い魚なる。これは海水の上層部を回遊する魚の保護色でもあるようだ。それは海鳥などから海水の色に間違いやすいために青くなっている。そして、腹部は白い、それは下から襲ってくる捕食魚からは水面の反射によって白い色が保護色となるからだ。 昔の戦闘機などもこれに倣って、迷彩色として上空からは青く下方からは雲などの色として白くなっていた。 では、深海魚などではなぜわざわざ目立つ赤色 … [続きを読む] |
昨日は高等学校の検診があった。前日に定時制もあったので総勢900人以上になるだろうか。 毎年検診はしているから別に今日が特別なわけではないが、ちょっとひっかかることがあった。 それは、40年近く前に学校検診をしていた眼科医がある生徒の流行性結膜炎(流行目)を眼瞼を裏返す方法でしていて、その学校の生徒の多くに感染させたことから(それまではトラコ-マの有無を調べるのが主目的だったので)医師が生徒の眼に触らないように自分で「アカンベ-」をさせて、それを視診すると言う方法になった。 だから、昨日もその方法で検診をしていた。そこで、生徒に … [続きを読む] |
男というものは困った物で、もの心が付いて以来なにかと女性を追い回すようになって来る。若い頃はどの女性も美人に見えてきて、困ったものでした。 年を取るとどの女性もさすがに全部が美人にはみえなくなりましたが、では本当の美人とはどういう方をいうのかと、そちら興味が移ってゆくようになりました。 俗にいう三大美人としては、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町といったところが相場の様だが、クレオパトラは彼女の肖像を彫り込んだといわれる銀貨が一枚見つかっているだけだし、楊貴妃も西安の近くに永泰公主の墓があるここはすでに盗掘されているが、高松塚古墳を … [続きを読む] |
上海万博がもうすぐ開会するようです。そこでこの万博が知的所有権の問題でもめています。 やれ何に似ているのか、とか何のパッチもんではないのかなどと、マスコミもここぞとばかりに取り上げています。 私が30数年前に行ったときには、真似物どころかほとんど全員が人民服(レンミンイ-フ-)にカ-キ-色の戦闘帽でした。男も女もです。 さらにまだ、自転車の大洪水もなく、物資の輸送には軍用トラックが走っているだけでした。 今回の万博を良くかんがえると、あの頃から共産主義でしたから当然人民が皆同じものを着て、同じ物を食べて、土地の個人所有は禁止されてい … [続きを読む] |
病を得てからはなんでも食べられる状態ではなくなっている。だけど美味しいものを食べたい気持ちは以前よりは強くなっている。 最近はあまりマスコミなどでやらなくなっているが、「貴方の最後の晩餐は何を食べたいですか。」なんて番組が一時期流行ったことがあった。その時は元気だったし、中国一人旅で文献上に見られる変わった食べ物をあさってもいた。たとえばカイコのウイルスに罹ったものをそのまま食べるなんて珍味中の珍味を探したこともあった。このウイルスは人には感染しないがカイコの体を溶かすようになり、そのまだ死なないものを食べるのだが、日本でいうな … [続きを読む] |
診察していると時折ご夫婦で来院なさっていた方の奥様が、ご無沙汰しておりました。主人が亡くなりまして、と御挨拶されることがある。 こんな時にはいくら患者さんが多くてもある程度は丁寧にお悔やみ申し上げることにしている。 とはいえ、それがかなり難しい。私はこれを間と呼んでいる。この間は漫才や落語、芝居などでも同じだろうが、いわゆる「間の取り方」が難しいのだ。 「主人が亡くなりまして」と言われた途端に「それは、それは」と間髪を入れずに返答しては駄目なのです。何となく誠意が感じられないし、無くなった方にはもう用事がないと言わんばかりに聞こ … [続きを読む] |
前にも書いたことがあるが、民俗学者の柳田国男氏がエジプトの考古学者と対談したときに、ピラミッドに書かれているヒエログラフには「近頃の若い者は」という文章がよく見られるそうだ。 私も後数ヶ月で70才になるのだからこの言葉を使ってもおかしくは無いだろう。残念ながらヒエログラフで書くことは出来ないけれど。 私の住む赤穂市から神戸までは約40分かかる。だから出来たら座って帰りたい。 これは通勤の若い人も同じ気持ちだろう。先日、4人掛けの席の通路側に私は座れた。 その次の駅で子供を抱いた女性が乗ってきた。当然もう座る席はない。 優先座席ではなかっ … [続きを読む] |
暖かかったり、寒くなったりで休みの時間にも飲み物に気を使うようになっている。 熱いお茶がほしくなったり、冷たい物が飲みたくなったりと日によって変わる。 その上にお茶の場合は濃いめのものだったり、薄かったりと普段ならどちらでも良いような温度や味にこだわっている。 最近はペット・ボトルに入ったお茶が出回っているから温度だけを気にすれば常に味は変わらないから楽でよい。 しかし、お茶くらい日本語の中で様々に取り扱われている物はないのではないだろうか。 そんなことで少し「お茶を濁してみよう」。 中国の雲南省を旅行した時のことだが、景播(ジンボ … [続きを読む] |
サクラの話題が下火のようになってくると、ヒナゲシの話がちらほらとしてくる。 この花は日本では可愛らしい花を付けるケシという意味からとされているが、虞美人草 とも呼ばれている。虞美人草の方は三国志で有名な楚の項羽が漢の大軍に囲まれ(四面楚歌)、戦いを共にしてきた愛馬の推も一歩も動かなくなり、同行していた愛妾の虞も足手まといになるのを嫌って自害した。このために虞美人の死んだ場所からは赤い血のような花が一斉に咲き出した。 とこのように伝えられる花でこのいわれからヒナゲシを虞美人草と呼ぶようになった。 とまあこの辺まではご存じの方も多いこと … [続きを読む] |
以前に若い人たちの言葉で、「鳥肌が立つ」ということばがあり、これは音楽や観劇のときに感動したときに話す言葉で我々の使っていた「鳥肌が立つ」とは違った使い方をしていた。 不思議なことにこの言葉に慣れるとあまり違和感が無くなってきていた。 そんなおりに「ガッツリ」と言うことばが出てきた。 食事に誘い、どんな物がいいかと尋ねると「ガッツリ」したものがいいという。 この会話からは「シッカリ」したものと同じ意味なんだろうか。 うっかり間違った使い方が出来ない年齢にもなっているし、まじめに使えばなんだあのジジイとなりかねない。 |
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