書き込み数は6件です。 | ◀▶ |
自分で書いておいてなんだが、このタイトルは正確ではない。日本の七五三では、男女ともに時期を少しずらして2回子供の成長を祝うが、ドイツ式のお祝いは一生に一回、それももう少し年がいってからである。 今日23日はイースターが終わって最初の日曜日ということで、ドイツのカトリック教徒の家の子どもたちが初の「聖体拝領」を受けるコミュニオンの日だった。子どもの年齢は8/9歳。 子供たちは生まれてすぐに洗礼を受けているが、自身で何の判断もできず記憶もないときだから、少し成長してから彼らの信仰を確認するために「聖体拝領」の儀式が行われる。 プ … [続きを読む] |
さて、先週初めに77歳の誕生日を迎えた夫のために、プレゼントは何がいいだろうかと考えている私に、アッペンツェルの町で靴を買いたいと夫がいい出した。 以前はインテリア雑貨を売っていた店が靴屋になっていることに気づいたのは、昨夏のことである。店のたたずまいは地味で、その分何となく信用できそうな雰囲気が感じられる。 半ば冷やかしで入ってみたら、ハイキング用の靴が欲しいという夫に中年の女性が丁寧に応対してくれ、何足か試した夫はどれも履き心地・機能ともに完璧だと唸って、殆ど迷わず一足買った。 値段はドイツで売っているメイド・イン・ジャ … [続きを読む] |
昨日までのイースター4連休は夫の田舎で静かに過ごしたが、その前の週末はスイスにでかけていた。 行く先はいつものアッペンツェル、スイス東部の長閑な村である(添付地図の赤いところ)。高級チーズの産地として欧州ではよく知られ、日本橋三越の地下でもたまに売っているが、日本人の嗜好に合うとはいいがたい。 この村を発見したのは2004年、今から13年前の晩春で、そのときはブラウンヴァルトという別の山村に泊まったのだが、退屈な場所だったのでそこから東へドライブしているうちにここに来合わせたのだった。 以来すっかり気に入って、年に2,3回は … [続きを読む] |
少し前にネットで「ドイツでおでんを作ってみましたーメシ通」というブログを読んだ。ちょっと古くて2016年2月の書き込みだから、現在はドイツ在住2年半余りになる溝口シュテルツ真帆さんという若い(多分30歳過ぎ)女性からの情報発信。 この溝口シュテルツさんにはドイツ人のご主人との「フードファイト」シリーズがあって、これが抱腹絶倒のおもしろさ、フードのみならず日常生活全般における日本人とドイツ人とのずれがユーモラスに綴られている。 私自身の苦難(?)の体験と重なる部分が多く、それをこんな風に楽しいエッセイにしておられる(元は出版社に … [続きを読む] |
昨日の南総の寅次郎さんのブログに、あるお知り合いの方が昔ひどい目に合わされた(という表現が適切かどうか分からないが)人物にはからずも出くわしたときの怒りが記されていた。 私にはその方の激しい義憤の根源については知るべくもないが、自分が年とってから特に、恨みや怒りや憎悪というのは実に厄介な感情だなあ、と痛感するとともに、それが好ましくないからといって無理やり抑えたり、自分に寛容を強いるのも不自然という気がしていた。 それでそんな趣旨のコメントを書いのだが、どうも寅次郎さんの言われるケースには当てはまらないトンチンカンな見解だった … [続きを読む] |
今日から4月。桜の季節。そして新学期、入社式、野原にはゲンゲ、菜の花。 よく日本の人は、自分たちの国は特別に四季がはっきりしていて、それが文学や芸術や日常生活にも大きな影響を及ぼしている、といいます。 それは間違っていないけど、ではほかにはそういう国はないのか、というと違うんですね、これが。 ただ、春・夏・秋・冬それぞれの特性というか、その強さが国によって異なるのであって、例えば私が今住んでいるドイツやその周辺国にも明確な四季はあり、季節ごとに気候も自然も違った顔を見せます。 日本の場合、夏はもう大変な高温高湿度で、住みづら … [続きを読む] |
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