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第二十七話「日本の社会に根付いていた信頼の通貨・ウッフィー」 SNS連携地域型共同購入クーポンシステム「とらぽん(Trust Coupon)」は、その運用が始まると信頼関係でつながった地元の人たちが自発して智恵を集め、地域の元気創造に資するものならイベント・研修や施設紹介などの無料クーポン発行にまで利用されるなどさまざまな実践が展開できた。そのおかげで、単純な値引きだけの仕組みではないことが形となって目に見えてきて、多くの人たちに受け入れられることとなりスムーズに動き始めた。しかし、「とらぽん」の立ち上げまでには、想定を超えたさまざまな障壁が存 … [続きを読む] |
第二十六話「進化するおたがいさま食堂」 マコトたちの発想の原点は、東京・阿佐ヶ谷の川端商店街で始まった「おたがいさま食堂」にあった。空き店舗対策として駅から1分の好立地にオープンした多目的レンタルキッチンスタジオが核となり、周辺の商店主や従業員、近所に住む地域の人達が皆で集まり、夕ご飯を作って一緒に食べるというイベント。商店街の活性化と地域密着を推進してゆこうとする取り組みだった。「おたがいさま食堂」も、多世代的今風下宿の新しいライフスタイル「コレクティブハウス」から発想が深まったもの。食事を当番制にし皆が皆の食事を作り合うと … [続きを読む] |
第二十五話「地産地消のおもいが深まる仕掛け」 「今日は地元の伝統野菜『かわずうり』で美味しいポタージュを作ってみましょう」。マコトが手にしたのは太短くて淡緑色の地肌に濃緑色のカエルの背中のような模様が入っている25センチくらいの可愛らしい瓜。7月中旬から9月下旬に収穫され、昔から漬け物の材料としてよく使われていた。リーノの裏には有機栽培の畑があり、よく見る野菜に混じって季節の伝統野菜が栽培されている。かわずうりの横には、夏野菜の妙金茄子や本田ちりめん紫蘇が収穫を待っていた。 「では材料の用意をしましょうね!」と大宮が号令をかけ … [続きを読む] |
総務省では、ICTによる地域活性化に意欲的に取り組む地域に対して、地域情報化に知見・ノウハウを持つ人材を「地域情報化アドバイザー」として派遣しています。 平成26年度においては、80名・2団体を「地域情報化アドバイザー」として委嘱し、本日、派遣申請の受付を開始しましたので、お知らせします。 不肖こたつねこも、「ソーシャルメディアの利活用による地域活性化」の怪しい有識者として登録されていますので、お役に立ちそうな取り組みがありましたら、ぜひ本制度をご活用ください。 【総務省発表資料】 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_…00056.html 【地域情 … [続きを読む] |
兵庫県福崎町は、「遠野物語」などで有名な民俗学の父・柳田國男のふるさとの町。この度、妖怪と造形を軸とした町おこしイベントを開催します。 インフォミーム社もこの取り組みにホームページ制作で協賛しました。全国各地の妖怪フェチ..じゃない、妖怪好きのみなさん。ぜひ一度コンテストにトライしてみてください。「こたつねこ」の着ぐるみではあかんかな~(笑) http://youkaizoukei.town.fukusaki.hyogo.jp/ |
第二十四話「クーポンとハサミは使いよう♪」 「え~、またオリーブオイル!まるで、もこみちやん♪」。集まった主婦の中ではもっとも年長の大宮慶子(62)が素っ頓狂な声をあげた。「速見もこみちくんは、自分が好きなだけでオリーブオイルを多用しているんではないんです。オリーブオイルにはさまざまな栄養価が含まれていて、主成分のオレイン酸にはコレステロールを下げる作用があって、動脈硬化や心筋梗塞の予防、便秘解消などに効果的なんですよ。合成サラダ油より少し高くなりますが、身体のことを考えるとこれを使わない手はありません」とオーナーシェフの宮越信(44) … [続きを読む] |
今日の「サイバー社会論」は、関西学院大学ヒューマンサービスセンターのボランティアコーディネーターである杉浦健さんに、時発下学生たちがどのような活動を行い、被災地において何を学び、それをどのように活かしたかについて、現場目線のお話しをしてもらっています。 あのときはただただ困っている人たちのために役立てればというおもいを集めて、素晴らしい活動を展開したものです。しかし大切なことは、人のつながりがそのベースとしてどのように機能したかについて、聞き取ってもらえたらと思います。 |
前回の授業でまとめを行い、ここまでで各自がもっとも重要だと感じた3つのキーワードとその理由をリフレクションとして提出させました。全員はまだ揃っていませんが、その結果を集計すると、 1位‥3点 2位‥2点 3位‥1点 で集計すると、 ソーシャルキャピタル 19点(7人) 結縁ネットワーク 12点(8人) ミッシングリンク 9点(4人) ネットデイ 8点(4人) 互酬性 7点(3人) 補完性の原理 6点(2人) 地域SNS 5点(3人) ネットワークブリッジ 5点(4人) 幸福度 … [続きを読む] |
第二十三話「かりゆしの島にいこう♪」 しばらくすると、泰子の代わりにフロアの片付けをしていたさと子と厨房で仕舞い支度をしていた政夫が、ともに地元素材の生ハムと水茄子で作ったピンチョスのプレートを手に三人に合流した。海外出張も多い高嶋と外資系IT企業で部長職まで務めた妃佐子の話しは、大学1年生のさと子にとって目から鱗の興味深いものばかりだった。話題が仕事から旅行、そしてLCCと移ってから、政夫と泰子のふるさとである沖縄がテーマとなった。 本人が「空飛ぶ兼業農家」と称している通り、会社経営と家業の農業の合間、少しでも時間ができる … [続きを読む] |
現代人の多くが「経済」の物差しで価値評価することに慣れすぎているが、つながり社会では一般的な「通貨」とは異なり、貢献と評判の交換が連鎖的に行われる価値単位がもうひとつの物差しとして併存している。二宮尊徳は報徳思想の中でこれを「経済と道徳」と述べ、ウェブマーケティング専門家であるタラ・ハントは、「ウッフィー」と呼んで概念化している。 つながり社会の中では、みんなが喜ぶ情報やアイデアを提供したりすると、それを受け取った人々は提供者に恩義を感じその願いや提案を受け入れやすくなる。逆に自分勝手な発言や行為を重ねると評価が下がり人々の協 … [続きを読む] |
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