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■エチオピア出張の書き込み
書き込み数は21件です。 [ 1 2 3 ]
2017年04月30日(日) 
予約できた便は翌々日のフライトで、一日だけ思わぬ”ローマの休日”となった。手配のホテルは映画で見掛けるテルミニ駅の近くだった。薦められるまま夜の市内観光に出かけたが、睡眠不足が一挙に出てほとんど眠ってしまっていた。

翌日はホテル周辺を散歩し小さな公園で焼き栗を買って通りかかった二階建てバスの行き先がサンピエトロ、迷わず飛び乗った。

サンピエトロ寺院内見学を終えて広場への階段を降りていたとき、自転車に乗った10歳くらいの男の子が追い越しざま振り返って憎しみに歪んだ顔で「日本人め」とか言って走り去った。

ハーグ事件がヨーロッパで

閲覧数202 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/30 13:27
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2017年04月27日(木) 
一連のミッションを終えた週明けにアブラハムがホテルに来るなり「戦闘が始まった、とにかく早く離れてくれ」と言う。チケットを預け荷造りし、ホテルの小さな売店で土産物を買って待つ。

翌日のローマまでのエチオピア航空のフライトがやっとブック出来たとチケットを持って来てくれた。アブラハムには世話になった。外へ出るのは危険なので商事へ報告にも挨拶にも行けない。

翌朝EELPAマークの付いたカブトムシで空港に向かう。到着すると黒っぽい布で囲われた中で身体検査つきの出国検査を受け税金を払って機に乗り込んだ。

エチオピアからの独立を求め十年以

閲覧数193 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/27 14:12
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2017年04月26日(水) 
いよいよ初充電を行う日になった。変電所の制御室内は受配電盤前の狭いスペースが関係者で埋まった。カブキも立ち合い人のひとりとしてそこに居た。

アブラハムは「フィンチャのジャングルには大きな鳥が居て翼を広げると送電線を短絡させる恐れがあると皆心配しているんだ」と小声で言う。

(線間距離が2mはゆうにあるのに、その送電線に両翼が届いてしまうなんてどんな鳥だろう)と巨鳥が飛び交うジャングルをのんびり想像していた。

まずフィンチャの発電所からおよそ200kmの送電線を充電し、次のステップで主変圧器を励磁するという計画がプロジェクトエン

閲覧数140 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/26 09:07
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2017年04月23日(日) 
ある日の午後「ちょっと行こう」とセヨオムが案内したのは変電所からすぐ近くで、土壁の囲いに3棟ほど小屋が建っている住宅だった。一棟の小屋に案内してセヨオムは誰かを呼びに出た。

小屋は畳4枚ほどの長方形で四方は泥と藁で固められた壁で屋根は藁ぶきで天窓はなく少し凹凸のある土の床の真ん中を仕切って長いカウンターがしつらえてある。

入ってきた戸口から明るい外は見えるが小屋の中は電灯はなく奥の棚には色とりどりの瓶や壺が並んだ間に燭台も置いてあるが灯は点いてなくかなり暗い。

セヨオムが戻って来てすぐにカウンター奥左手にあった木戸が開き店主

閲覧数260 カテゴリエチオピア出張 コメント2 投稿日時2017/04/23 11:52
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2017年04月22日(土) 
あるときセヨオムが自宅での昼食に招いて呉れたが、アブラハムはいつも通り市内の自宅へ帰った。おそらくセム族とは食習慣が異なるからだろう。

アブラハムは穏やかなユダヤ人顔で、三千年前にエルサレムからサバに連れてこられた血筋かもしれない。セヨオムもアブラハムも名前であって姓はそれぞれメセレとW.ミカエルと称し年齢は31歳でカブキよりひとつ上だった。

変電所の入口脇の建物はEELPAの官舎で、3Kほどの住宅に変電所長セヨオムはひとり住んでいた。中にはいると部屋の中央にはすでに馬鹿でっかいクレープのようなものが拡げてあった。

インジャ

閲覧数194 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/22 11:10
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2017年04月21日(金) 
EELPAのLはLightingつまり電灯のことで、そのような名称は日本でいうと明治大正の頃の話である。エチオピアの電力事情はそれほど遅れていた。

電力を示すPがやっと名称に加わってからのことだろう、1973年にフィンチャプロジェクト(Fincha'a Project)の下で水力ダム発電所と特別高圧(132kv)送電路およびガファルサ変電所が建設されたという状況であった。

その変電所の重要機器である主変圧器の保護に過電流保護継電器しか使われていないとは驚きだった。しかもプランジャータイプという重要回路には普通は使用しない精度の低いリレーだった。

単純な電力系統

閲覧数174 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/21 09:09
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2017年04月20日(木) 
ある夕方に現場から帰る道すがらアブラハムが「ちょっと寄り道しよう」と言って連れて行ったのはまずハイレセラシエ皇帝の宮殿だった。

車を停めて眺めることさえ出来ず白い柵の向こうに緑の芝生が見える横を普通のスピードで通り過ぎただけだった。

ここで飼っていたライオンに肉を与えている写真が新聞に掲載され、飢餓にあえぐ国民の怒りをかってクーデターに至ったのだ。

次に連れてゆかれたところは数百メートル行った先に、藁屋根に赤い土壁の小屋が見える場所だった。砲身をさらした戦車も止めてあった。

アブラハムはその小屋を指差し「ハイレセラシエは今あ

閲覧数278 カテゴリエチオピア出張 コメント2 投稿日時2017/04/20 06:59
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2017年04月19日(水) 
EELPA差し向けの車のドライバーは妙に賑やかな男であると、変電所へ向かって車を走らせ出すときすぐ気づいた。彼は街中でも郊外でも歩行者が居るとわざわざ車を寄せてゆき脇をすり抜けるようにハンドルを切るのだ。

クーデターが収まりはしゃいでいるのか、EELPAのマークを描いた水色のカブトムシを運転することに誇りを感じているのか。まぁ会社が違うので仕方のないことではあるがアブラハムも同乗していながら何も注意を発しない。

火曜日の朝もホテルを出ると「どっちに行こうかなぁ、右かそれとも左か」と歌っている。「まっすぐ変電所へだ」と堪らずカブ

閲覧数184 カテゴリエチオピア出張 コメント0 投稿日時2017/04/19 10:11
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2017年04月18日(火) 
誰しも初めての海外出張となれば責任感とやり甲斐に精神が高陽するものだろう。単独で短期間に目的を果たしてこなければならないのはカブキの部署の宿命にしても、

肝心の滞在先国はクーデターの勃発後も安定政権どころか政情不安で戒厳令も発令される中、陸海空三軍と親衛隊、警察が五つ巴のにらみ合いを続け人心も不安定になっていた。

二次大戦後も長きにわたってアフリカの星に任じてきた国が揺れ動き、不安な世と人でカブキの身辺にも大小様々なことが起き仕事の上でも大きな問題をひとりでふたつも解決せねばならず、それまでの人生で味わったことのない濃密な時間

閲覧数243 カテゴリエチオピア出張 コメント2 投稿日時2017/04/18 07:22
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2017年04月17日(月) 
此処の据え付け指導をした先輩のFさんの忠告に従い日誌の点検をしようと見たら日誌は7年前のものだった。カブキの言いかたが間違ってた?修行僧みたいなセヨオムが聞き違え?

この月曜の夜から翌週の火曜朝まで睡眠を全く取らなかった。エチオピアン珈琲のせいなのか眠くならない。その日の振り返り、翌日の計画を細部にわたりおこない計画に沿った会話を想定しキイ単語をメモしておいた。

翌朝セヨオムに訊いてみると日誌はエチオピア暦で記録しているということだった。「今はエチオピア暦1967年で西暦より7年遅れになる。」とセヨオム。「なんで西暦を使わない

閲覧数211 カテゴリエチオピア出張 コメント4 投稿日時2017/04/17 06:37
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タンゴカブキ(Tango Kabuki)さん
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タンゴを原詩(ブエノスアイレス語)で歌う方は是非連絡ください 「た…
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