書き込み数は6件です。 | ◀▶ |
神戸および近郊での歌の聴けるイベントを紹介します。 ファビオハーゲル来日公演は神戸ポルテニア音楽同好会で中央の良い席を斡旋しています。 |
ウニコ(英語でのユニーク)とは「この世でただ一つ」ということで生まれついての声などに加え後に身につけた歌口も含まれます。ほかの人には真似できないもので、誰が歌っているかすぐにわかるといったその歌い手だけが持つ特質です。自分自身のウニコな点はしっかり把握し磨きをかけてやることが大事です。ウニコについては感じることは出来ても言葉ではなかなか具体的には言い表せません。したがってこれでウニコについては全てで「タンゴの歌い方」の大筋もここで終わりです。 さてこのブログをご覧下さっている方々はおそらく”タンゴ”と”歌”とに興味がありこ … [続きを読む] |
真似るといっても声やクセまでは真似る必要はありませんし実際上も不可能です。では何を真似れば良いのでしょう。つまり何がタンゴの匂いの元なのかということにも繋がるのですが、それは以下の三つの「レ」に集約されます。 ①情感を溢れさせる「ヌレ」 ②メリハリを感じさせる「キレ」 ③心を誘い揺らす「ユレ」 この三つを感じ取りながらお手本の歌を聴いて、感じたままを再現出来るまで繰り返し歌ってみることです。 声を震わせたり強弱緩急を明瞭にし、間や切れ目を設けたり逆に声を繋いだり小節を利かせたりなどのテクニックを使ってみましょう。三分間のオペ … [続きを読む] |
目指すところはタンゴの匂いを漂わせながらユニークに歌うということですが、それにはまず本場のタンゴ歌手の歌うのを真似ることです。つまりブエノスアイレスでタンゴを歌った歴代の歌手の誰かを真似るということです。少なくともTodotangoのサイトでCantoresの一覧に名の挙がっている歌手が歌っているのを聴いて自分に合ったお手本を探しましょう。 最も基本はやはりカルロガルデルですが、彼の没後に世に出た歌も沢山あるのでそれを歌いたいときもここにリストアップされた歌手の中から聴いてください。とても大事なことはそうすれば本物を聴き分ける力が身につくことです。 … [続きを読む] |
ではユニークな個性溢れる歌い方に次いで大事なことは何でしょう。 それは「タンゴを歌う」ことなのです。ボレロでもなくカンツォーネでもなくタンゴな歌いでタンゴが聞こえてくるようにする、歌がタンゴのMatizを帯びていることこそが肝心なのです。タンゴのMatiz(マティ-す)とはタンゴ色、タンゴの風合い、タンゴのニュアンスとか雰囲気、タンゴの香りあるいは匂い、またタンゴ臭、タンゴ味といった言葉で伝えようと試みられてるものです。テクニック上ではタンゴ演唱三つのレ、つまり「ヌレ」「キレ」「ユレ」を駆使して漂わせるものでしょうが理想を言え … [続きを読む] |
ある小さなお店でタンゴ歌いが集まってミニ発表会みたいなことをやっていたときのことです。私が歌ったあとにそのお店の女性スタッフが近寄ってきて「タンゴというのは粘って歌うのね、分かったわ」と言いました。その人はプロのシャンソン歌手だとあとで知りました。またタンゴをこよなく愛するあるバンドネオニスタが「シャンソンのひとは詩節を早く歌い終わり後は単に伸ばすだけなので合わせにくい」とこぼしてました。粘って歌おうと私は心掛けてはいませんが膨らませたい言葉が後ろにあって偶々そう聞えたか、あるいはいつもそんな風に聞こえるなら私のクセと思っても … [続きを読む] |
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