撮影場所:兵庫県たつの市御津町室津 期 間 :8月20日~8月28日 記 春ではなく八朔(はっさく。旧暦8月1日)に行われるひな祭り。 室津では、八朔にひな祭りを行うのは室山城の落城という悲しい出来事が背景にあるといわれています。 それは、『室津追考記』より 永禄9年1月11日、室山城主浦上政宗の弟の宗景の結婚式の夜に、かねてより対立関係にあった龍野城主赤松政秀の急襲にあい、 花嫁は奮戦むなしく討ち死にし、政宗は自害したとあります。室津の人々はこの悲劇をかなしみ、非業の死を遂げた花嫁の鎮魂のために 3月3日ではなく、半年おくれの八朔にひな祭りを延長されたらしいです。 内裏雛の並び方が気になりました 男雛・女雛を左右どちらに飾るか? 一般的に大正時代までは男雛が左(向かって右)であったが、現在は逆になっている。 これは昭和3年11月10日、京都で行われた昭和天皇の即位の礼の際、中央の高御座に天皇、左後方の御帳台に皇后が並ばれたのを見て、東京の業界が雛人形に取り入れたのが始まりとする説があります。 真夏のひな祭り、少し不思議な気分になりますが、春とは異なる雰囲気の中、お雛様を楽しめました。 |