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2009年09月10日(木) 

オバマ大統領が予定どおり、医療保険改革を断行する旨の強い決意を示した。

(9/10:NHK)

 http://www3.nhk.or.jp/news/k10015410111000.html

公的医療保険の導入による国民皆保険への移行は、民主党100年の宿願とも言われ、現国務長官のヒラリー・クリントン女史が大統領夫人として心血を注ぎながら成功しなかった、アメリカ政界の最難関課題の一つである。ヒラリーは公的医療制度導入をあきらめたとき、この制度を議会が認めるのは大不況のときぐらいだろうと言い捨てている。しかし今、アメリカを始め世界は不況に陥り、3000万人と言われるアメリカの無保険者はいよいよ苦しい状況にある。

このような状況の中、オバマ大統領は国論を確実に二分する公的医療保険の導入を断行するという強い決意を示した。ポール・クルーグマン教授(ノーベル経済学賞)は、この国民皆保険の一点でオバマ氏を支持しブッシュを攻撃し続けてきたと言っても過言ではない。

民間医療保険制度を担う大企業に支援されている共和党は猛反対。民主党の中にも国民生活に半強制的に保険加入を強いる制度を持ち込むことには反対論がある。このような中で、オバマ大統領は火中の栗を拾うがごとく強い決意を示した。その英断に敬意を表したい。

しかし、アメリカ人のものの考え方を変え大統領の味方にすることは、極めて難しいことだろう。まさに、これこそが大統領就任初の「チェインジ」の戦いである。民間保険医療会社、共和党、伝統的自由主義思想を堅持しようとする国民に対し、如何にこの施策の必要性をオバマ大統領が説得することができるか、日本の新政権もすべての日本人も他山の石として注目すべきである。日本の新政権にもこのような度胸があるかどうかとあわせて。


閲覧数646 カテゴリ時事ネタ コメント0 投稿日時2009/09/10 18:47
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