朝夕がめっきり涼しくなって、虫の声がにぎやかだ。 虫の声と言うのは自然の歌なので、とても心がなごむ。 自分が一番好きな光は、蛍の光だ。 多いところでは、明滅する光のじゅうたんのようだ。 川面を舞うように飛ぶ光は幻想の世界だ。 姫路市内には、船場川、と言ういい風情の名前の川がある。 趣のあるいい名前だ。 自分の校区も流れている。 以前はゴミの川になっていたこともあるが、 少しマシになってきたようだ。 この、船場川に蛍が飛ぶとどんなに風情があって 綺麗だろうと思う。 船場川は姫路城の堀端にも流れている。 両親の子供時代は、姫路市内の田んぼには 夏中、蛍が飛んでいたそうだ。 世界遺産姫路城の堀端と船場川に、 蛍が舞う夏があると、どんなにいいだろうと思う。 蛍は、ヤゴが育つ条件が整わないと戻らないと聞いた。 姫路市内に蛍が戻ってくるなど、夢のまた夢のような話だ。 しかし、船場川に蛍、白鷺城の堀端に蛍・・・・ ファミリーにもカップルにも、最高だと思う。 |