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2009年11月19日(木) 

冬ぬくきことも 不安となる世かな  馬場駿吉

 


「冬ぬくし」 「冬あたたか」という季語は、冬は寒いと決まっているのに《今年の冬は温いなぁ》と喜ぶ気持ちが込められた言葉であるが、この句はその言葉を逆手にとった作で、当然これは現代俳句である。


写真は2005年の11月26日に洛北の赤山禅院(せきざんぜんいん)で撮ったものだが、もみじと寒桜が同時期に見られた。

ここ数年、紅葉は年々遅くなり、春の花は年々速くなっていることを実感する。

われわれ日本人の季節感も10年後にはかなり変わっていることだろう。

考えさせられる一句ではある。


閲覧数1,886 カテゴリ連載読物 コメント4 投稿日時2009/11/19 07:57
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2009/11/19 11:20
    花の色 移ろいければ 世を案じ
    なって世の中、不安ですよね。花の色はいたずらに移ろってくれなければ。
    次項有
  • 2009/11/19 11:33
    鉛筆jamjamさん
    > アイテツさん

    身の回りのことはあまり変化が激しいと、人は安心できません。世の中には変化も必要ですが、全体としては「普通であること」が好ましいと思います。
    「普通でないこと」が「普通のこと」になってしまうのがいちばん怖いと僕は案じています。
    次項有
  • 2009/11/19 23:18
    aoitoriさん
    現代を感じさせる一句ですね~
    考えさせられます。
    次項有
  • 2009/11/20 07:28
    鉛筆jamjamさん
    > aoitoriさん

    時代を反映しているという意味では川柳的ですね。
    次項有
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