報告します。予定どおり 「花会式」 を見てまいりました。皆さんの御蔭で天候にも恵まれました。
お寺参りは一人で行くのもいいけれど、二人で行くことでまた違った楽しさを感じることができました。以下はその概要です。
さて花会式ですが、なかなか華やかなものでした。花会式が行われる白鳳伽藍に入る前に北側の玄奘三蔵院伽藍を拝観、平山郁夫作の障壁画 「大唐西域壁画」 を鑑賞しました。そのあと白鳳伽藍を通り抜けて、駐車場脇の萬京 (ばんきょう) という店で昼食をとりました。12時頃になると混むだろうから先に食べておこうという算段です。
この萬京は、テーブル席のレストランと、ちゃんとした座敷を持った相当に大きな店です。今日は奮発して一番高い4,000円の小会席を注文しました。さすがに満足できる料理でした。
久しぶりに会ったので話しこんでしまい、気がついたときは1時を回っていました。急いで白鳳伽藍の金堂へ向かいましたが、法要 (薬師悔過) はすでに始まっていました。舞台の上には僧たちのほかに和服姿の女性が数人座っています。今日は池坊家元・由紀宗匠による献花が行われるのです。華やかな舞台にさらに華やかさが加わります。周りは善男善女でぎっしりでした。そのあとは大正琴による音曲の奉納があり、それらが終わったときは2時を過ぎていました。そのあとは大宝蔵殿と東院堂を拝観し、野点席で遠州流のお茶をいただいて、薬師寺を出たときは3時過ぎでした。
まだ日は高いので、佐紀の辺りを歩いてみようということになりました。電車で平城駅まで行き、そこから盾列 (たたなみ) 古墳群を散策しました。成務天皇陵と日葉酢媛命陵の間の堤にさしかかると、期待どおりに馬酔木の花が満開でした。土曜日だというのにこの辺りを歩いている人はほとんどいません。ほんとにいい雰囲気でした。
平城宮跡を突き抜けて西大寺の駅に着いたときは5時頃になっていました。いい一日でした。お寺で貰ったお弁当は夕食にいただきました。量は少ないけれど美味しい散らし寿司でした。