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2010年03月04日(木) 
 少子化や核家族化のせいで私くらいの歳になると子守唄が聞こえる環境から遠ざかってしまってます。
タンゴに”「Canción de cuna=子守唄」というのがあります。cunaというのは揺りかごのことです。
 気のふれた若い女が、ぼろ布をまるめて胸に抱き救貧院の道で歌っている。近づくとこう言った「私の坊やを見て、可愛いでしょ...」。
Todotangoで聴いてみてください。
http://www.todotango.com/spanish/las_obras/letra.as…letra=2361

訳詞はここで「訳詞へ」をクリックして表示される一覧からアルファベット順で探してご覧ください。
http://v133-130-69-136.myvps.jp/gotan89/

むごくて辛いこの詞は1902年3月4日にブエノス・アイレスで生まれたJosé Diez Gómez;ホセ・ディエス・ゴメスという詩人の作品です。
彼は20年代にコリエンテス通りにたむろしていたいわゆる放浪芸術家のひとりで、友人の作曲家Rizzutiに「Volvé mi Negra=戻っておいで愛しいお前」というタンゴ歌詞とこれを書き、これらが芝居で使われガルデルの耳に届き、ガルデルは赤裸々な詞を気に入り映画で口づさみ録音にも至りました。

閲覧数1,281 カテゴリ本日のタンゴ コメント4 投稿日時2010/03/04 09:42
公開範囲外部公開
コメント(4)
時系列表示返信表示日付順
  • 2010/03/05 00:54
    El Bohemioさん
    タンゴカブキさん、ガルデルはこの曲を28年ごろ三度も録音していますが、何れもレコードの発売にいたっていません。今、これら未発売曲がCD化されたリストを見たのですが、これらにも出ていません。残念です。非常に悲しくも良い曲ですが、、、。
    次項有
  • 2010/03/05 14:43
    > El Bohemioさん
    ガルデルばかり続くのですが上で紹介したTodotangoのもガルデルの歌声です。ビットレートが低いですがちゃんと聴こえますよ。28年9月6日録音とあります。
    いつだったかInéditos(未発表)と銘打ったガルデルのCDアルバムが出ていましたね。
    次項有
  • 2010/03/06 00:24
    El Bohemioさん
    Todotangoでこの曲聴きました。電気式録音初期ですね。本当に明確に聴こえますし、愛に狂える若い女性の悲劇を胸に打っに耐える、ガルデル唱力は流石です。あの“Inedito"にはこの曲は載らず、ガルデル全曲シリーズ50枚CD化の31枚目(1928-1)19曲目に再現されていました。"listen.jp"で有料にてロードダウンできますよ。
    次項有
  • 2010/03/06 05:46
    > El Bohemioさん
     私の手元にはガルデルのもありますが、女声歌手のもありそれらは更に母性が感じられ好いですね。吾子を亡くし気がふれた若い女の悲痛な姿が浮かび涙なくしては聴けませんし、ましてや歌うなど泣いてしまう私にはとても出来ません。
    次項有
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