”電撃のリズム”といえばファン・ダリエンソ楽団ですが、この楽団は1935年以前は当時のフツーの演奏をしていたのですが、突然スタイルを変えて強烈なスターカットでたちまちタンゴ界の人気をかっさらったのでした。その仕掛け人は”Rodolfo Biagi ロドルフォ・ビアヒ(ビアジ)”でした。この年ピアノ奏者兼アレンジャーとしてダリエンソ楽団に加わり3年ほど在籍したのち自身のオルケスタをつくりそのスタイルをさらに推し進めました。またいくつかの人気曲も作曲しました。 彼が生まれたのは1906年の3月14日で、ピアノの技はManos Brujas(マノス・ブルハス=魔法の両手)というあだ名がつけられていることでもうかがえます。 では本日のタンゴですが”Gólgota(ゴルゴタ)”を選びました。添付のMP3でビアヒの自作自演を聴いてみてください。電撃に撃たれながら歌っているのはTeófilo Ibáñez(テオフィロ・イバニェス)です。 訳詞は「ゴタンの中庭」で「訳詞へ」をクリックして表示される一覧からアルファベット順で探してご覧ください。 http://v133-130-69-136.myvps.jp/gotan89/ |