1,479万kW/1,961万kW (10/20 09:25)
75%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=127497
2010年04月10日(土) 
一昨日、ドイツからUPS便で2種類の「樫の森の修道院」が届きました。

※「樫の森の修道院」については、宜しければこのブログも読んで下さい。
     http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=115654


2種類とは、油絵で複製画を描いてもらったモノと本物の画像をキャンパス地にジグレー印刷したモノです。
アメリカの業者の通販サイトで一度失敗した後、この絵の作者であるC.D.フリードリヒの母国であるドイツの業者を見付けました。
そして、ネットで探したドイツ語の通訳の方にお願いしてドイツの業者との交渉を仲介して頂きました。

当初は、「ドイツ語でのネット通販の手続きを代行してもらう」だけと甘く考えていました。
ところが実際には、約3ヶ月間で私と通訳の方の間のみでも60回を越えるメールや電話の遣り取りを繰り返す事になりました。おそらく、通訳の方は私とドイツの業者の間に立って相当数のメールの遣り取りをされたのでしょう。

これ程の時間と労力が掛かってしまったのは、紆余曲折を経て「複製画」を注文した事が大きな原因でした。
つまり、ドイツのネット通販業者では、絵の制作方法、サイズ、修正希望の出し方、額装の有無、支払方法、送付方法等々を選べたからです。
「選べる」という事は発注者にとっては有難い事ですが、直接会って交渉ができない発注者と受注者の間で合意し「同じ認識事項を共有する事」は相当に難しいことでもあります。
その間に立つ「通訳という仕事」は、より一層難しい仕事だと今回つくずく実感しました。
オウム返しの「こどものお遣い」では到底勤まりません。かと言って依頼人の意向を充分確認しないままの独断専行も出来ません。

今回最も緊迫した場面は、

私が完成した複製画の送付前チェックで10項目を越える修正点を指摘した時でした。

幸か不幸か、私はネットで見つけたフランスの出版社が出したフリードリヒの画集(古本ですがかなり鮮明な画像が収録されています)を持っています。その画集の中の「樫の森の修道院」とメールで送られてきた複製画の画像を比べてチェックが出来るのです。
その結果、例えば本物では描かれているはずの新月や棺が描かれていない事が分かるのです。
ドイツの業者と画家には、「極東の島国日本のド素人が何を細かい事を言うのか!」という想いがあったかも知れません。
私にとっても言いたい事は多々ありますが、既に複製画は出来上がっているという「乗りかかった舟」状態ですので、何とか「穏便な合意」に持ち込みたいと思って、通訳の方を介して妥協点を探ってもらったのであります。

当初、「直接ドイツの画家とサシで話せたらなぁ・・・!」と思っていましたが、しばらくして「私と画家の間にこの通訳の方がいるから決裂せずに交渉が続いているのかも知れないなぁ・・・!」と気が付きました。
そんな最中、この通訳の方は一通のメールをドイツの業者に出されました。
そのメールの内容は、
一度失敗したにも係わらず、再度通訳を介してまで「樫の森の修道院」に拘っている私の想いをこの通訳の方が汲み取った上で
ドイツの業者に依頼者である私の真意を伝え善処を希望する内容でした。
そのメールの後、先方の対応が「柔軟」に変化しました。

通訳と言う仕事は、語学的な側面だけでなく「コミュニケーションの円滑化」という側面でも大いに実力を発揮出来る仕事だという事に気が付きました。
また遅れ馳せながら、「コミュニケーションの円滑化」という点では、当事者以外に仲介者が入る事の有効性に改めて気付きました。

今回、大変お世話になりましたドイツ語の通訳の方は
    マイスターグロッペンの落合敏恵さんでした。

http://www.meister-gruppen.com/

ちなみに、上の画像が「複製画」、下の画像が「ジグレー印刷」です。

閲覧数1,144 カテゴリアート コメント0 投稿日時2010/04/10 19:01
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
もくじきさん
[一言]
今回「かわい子ちゃん」さんから「ひょこむ」へもご招待いただきました…
■この日はどんな日
ほかの[ 04月10日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み