陽光輝く5月30日(日)、ラジオ大阪が運営し大阪市が協力している「おおさか本音っと」の連携イベントである「帝塚山音楽祭」にでかけてきました。 http://www.tezukayama.com/hoge/ongakusai/
帝塚山に向かう前に立ち寄ったのが住吉大社。南海難波駅から普通電車で10分たらず。「住吉大社」駅を下りて、すぐ東側がお社になっいました。
ここの名物のひとつが、大きな「太鼓橋」。アーチ型にはなっているのですが、渡る人へのいじめなのか、登り降りが急角度で何かに掴まっていないと相当あぶないという難所です。
なんとか太鼓橋をクリアすると、その先に本宮。折しもさまざまな農産物を生産者が持ちよって販売する「マルシェ」や結婚式があり、大変賑わっている感じでした。
もうひとつの目玉が「初辰まいり」のお守り「招き猫(招福猫)」。ちいさな置物ですが、左手をあげたのが「人まねき」、右手は「金まねき」でペアになっています。もっとも御利益があるのは、毎月初辰の日にお参りして、こつこつとひとつずつ招き猫を貯めていくこと。奇数月の今月は左手さん、来月11日は右手さんということになっています。 48体揃うと「しじゅうはったつ」ということで、少し大きなまねき猫に代えてくれるそうですが、まとめ買いや大人買いの場合は、きっと御利益は薄 いのでしょう。 初辰さんの前には、ご神木である大きな楠の木がありましたが、これが夫婦楠。なんだか霊験あらたかに夫婦円満になれそうなオーラを頂戴できました。
阪堺線というチンチン電車で4駅目が目的地の帝塚山。料金は大阪市内ならひとり200円均一。ちょい遠距離でも割安なので庶民の生活の足になっているようで満員です。 関西の人なら「帝塚山女子大」と聞くと「お嬢様が通う上等な学校」というイメージがありますが、以前は学生の街として発展していたご邸宅が並ぶ閑静な住宅地です。
時代の波で、多くの学校がキャンパスを郊外に移転し、若者達と失った帝塚山はどんどんと寂れてきたそうです。その中で「街に活気を取り戻そう」と住吉区・阿倍野区の人たちが協力して立ち上げたのが「帝塚山音楽祭」。少しずつ参加者を増やしながら今年で24回目になるというのは、イベントを企画する側の人間としては学ばなくてはならないことがてんこ盛りでした。
帝塚山の中心にある万代池を取り巻く公園を主会場に、街中すべてが音楽祭という雰囲気。お世辞にも広くない会場には、人・人・人の波。会場の入り口には数え切れないほどの数の自転車。手押し車、車椅子、犬と一緒という姿もあちこちで見えて、いかにも「地域住民の文化祭」という香りがいっぱい漂っていました。
音楽祭の雰囲気を堪能したあとは住吉大社駅に戻り、南海粉浜駅まで続く「粉浜商店街」を視察。アーケードの入り口には「出世地蔵」さんがあったので、少額で一杯お願いをしておきました..どつかれるかも~。 商店街の中は、煌びやかなお店はなく、いかにも生活と一体化した懐かしい風情が続きます。大阪では当たり前でも、兵庫ではあまりみられないようなおかずもあちこちにあって、いくつかをお土産に買わせてもらいました。生活感豊かな楽しい商店街、2日前のNHKの映像でみるよりも、もっともっと人間の温かさが感じられるようでした。 またゆっくりと訪ねてみたい..そんな大阪下町ウォークの結果は19763歩。ありがとうございました。 |