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2011年03月17日(木) 
15年前の書庫から引っ張り出してみました。

「美しいこころを呼び起こした、阪神・淡路大震災」

徐々にではありますが、確実に内面から変化を見せ始めた私に、更に変化を急速に加速させた二つの事件(事象)がありました。もちろんひとつは「阪神・淡路大震災」でありますし、もうひとつは「インターネットとのふれ合い」でした。

1995年1月17日午前5時47分、私は自宅一階のリビングで日課のパソコン通信をしていました。丁度全てのログを読み終えて、メールの返信を作ろうとしているところでした。突然突き上げるような揺れがあばら屋を襲い、それはしばらく静まることなく、また次の揺れが断続的に襲ってきました。もともと地震にはあまり縁のない土地柄なので、あれほどの揺れは人生初めての経験でした。

まず二階の寝室で肩を寄せあっておびえる家族に声を掛け、TVのスイッチを入れると、神戸周辺で震度5、姫路は震度4ということでした。しばらく推移を見ていてもあまり大きな被害もなさそう(その時の放送では彦根で驚いたおばあさんが玄関を飛び出して転倒し頭を打ったといってました)なので、ほっと安心して時々起こる余震に不安を感じながらも、メールの続きを打ち込んでいました。情報は錯綜していたようで、この時現地では明け切れぬ暗闇の中で数千人もの人々がもがき苦しんでおられたのでした。

会社に出社して驚いたのは、TVに映る神戸の惨状でした。青年会議所として前年11月、全世界のメンバーを集めて開催した世界大会の会場であった神戸、そして個人的には前々日に、三宮で打ち合わせの食事をしたばかりの私にとって、いつもより身近に感じている街が、見る見るうちに修羅場と化していく惨状には、そのまま呆然と立ちつくす以外にありませんでした。
そのような混乱の中で、姫路JCの動きは驚くほど迅速でした。西日本各地から集まる救援物資の集積場としていち早く手を挙げ、メンバー総動員で受付・被災地への配送や給水作業などを行い、震災翌日から2週間は、ほぼ全員のメンバーの家庭で、朝おにぎりを握って事務局に届けるというのが日課となりました。我が家でも普段は7時まで起きない家内が、午前4時に起きて小振りの電気釜を2回炊いて、50~60個のおにぎりを握ってくれました。息子達も小さな手であつあつのお米に苦労しながら、毎日握り続けました。

私が率先して行ったのは、得意のパソコン通信を利用しての情報収集活動でした。各地から姫路へ向かう支援のトラックから電子メールなどで届いた情報から、何がどの程度集まるかを事前収集し、前日の配送結果や現地からパソコン通信に流れた情報から判明した不足物資リストに、それらを割り当てる作業を勝手に手伝わせて頂きました。これには青年会議所のネットワークである「JC- NET(PC-VAN内CUG)」が、本当に威力を発揮しました。
しばらくすると現地に入ったメンバーから続々と情報が寄せられるようになり、自ずから配布範囲を拡がり、より一層効果的な支援が実現できるようになりました。

今回の震災が私たちに与えてくれたもののひとつに、「美しい心を呼び覚ます」というきっかけがあったのではないかと思っています。日常生活の中でどうしても「自分」というものを中心に考え、思考ベースがそこから始まろうとする生活にどっぷりと浸かってしまっていると、人や社会に対しての優しさなどはどうしてもおざなりにされてしまいます。
「物質的文化」から今後21世紀に向けて大切にされるであろう「精神的文化」の一端に、それぞれの人々がそれなりに接することができたのが、震災でのボランティア活動であったのではないかと、自分なりに思っています。

もともと「ボランティア」は余裕のある時間と金を使って行う奉仕活動ですが、今後はそれが生活の一部として実践できるような考え方が主流になってもらいたいし、またなれると思います。
支援作業による過労で、2月22日から3週間ベッド上での生活を余儀なくされた私だったのですが、外部との接触が制限されていた分だけ、当時余計にそのようなことを感じずにはいられませんでした。

閲覧数1,562 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2011/03/17 17:02
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2011/03/17 17:30
    おけいさん
    阪神淡路大震災では、兄夫婦が被災しました。24時間連絡が取れなくて、心配しました。飲料水を運ぶボランティアをしましたね。震災時の新聞は今も残しています。
    次項有
  • 2011/03/17 17:32
    > おけいさん
    阪神淡路大震災が私たちに残してくれたものは、それぞれひとりひとり大きいですね。
    次項有
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