私も電気ブラン大好きです(^Q^)
東京も浅草と東京駅の大丸でしか購入できないと聞いていたのですが、コンビニででも買えるようになったんですね!
やはり東京のコンビニでしょうか??
「デンキブランあります♪」 浅草には、ちょっとおかしなイントネーションの呼び込みが心地よく感じる路地の居酒屋筋がある。スジ煮込みや焼き肉の張り紙と競い合うようにあちこちのお店にあるのがこのキャッチ。前からとっても気になっていた。話しに聞くと、「3杯飲んだら感電したように足腰が立たなくなる」くらい強くて口当たりのいい酒だという。巡り会いは摂理のように感じた(笑)。 そんな時、出会いは突然やってきた。「浅草名物、電気ブランあります」の文字が誇らしげに書いてあるコンビニのウィンドウ。一度目は棚は売り切れ、でも二度目に憧れの君をこの手にすることができた。360ml(629円)の小瓶である。本来は飲食店では一升瓶らしいが、初対面はこれで十分だ。 箱には、こんな講釈が書いてあった。 電氣ブラン(DENKI BRAN) 東京・浅草「神屋バー」の創業者、初代神屋傳兵衛(かみやでんべえ)の洋酒づくりにかける情熱により明治15年(1882年)、「電氣ブランデー」は誕生しました。電気が珍しい明治の頃、目新しいものには「電気○○」と名付けることが流行し、この新しいお酒はハイカラなものの代表として人々の関心を集めました。また、心地よいピリリとした味わいも「電氣」のイメージにぴったりでした。 「神谷の電氣ブランデー」は昭和初期の頃より「神谷バー」のお客様を中心に親しみを込めて「電氣ブラン」と呼ばれるようになりました。 「電氣ブラン」はブランデーをベースにジン、ワイン、キュラソー、ハーブなどがブレンドされていますが、その配合だけは未だに秘伝となっています。 "いい酒ほどよく。"-小さめのグラスによく冷やした「電氣ブラン」をストレートで注ぎゆっくりと..旧き良き文明開化の時代に思いをはせながらお楽しみください。 ブランデーベースのリキュールだから「電氣ブラン」だったんだ。決して感電してしまうわけではないのでひと安心。恐る恐る良く冷やしたほのかにジンの香りがするカラメル色の琥珀の液体を口に運ぶ。口当たりはウイスキーで舌の上に心地よい刺激が広がる。この刺激も「電気」に通ずるところがあるようだ。味は甘くて結構いけそう。奥さんは気に入ったようで、ブランデーグラスではなくおちょこで一杯やっている..(^^;;。神谷バーでは、生ビールをチェイサーにして交互に飲むことを勧めており、人によっては、黒ビールをあわせる場合もあるそうだが、我が家ではストレートで楽しませてもらった。 手元にあるのは正確には「電気ブランオールド」と呼ばれる40度のリキュール。より軽い「電気ブラン」は30度。現在も合同酒精株式会社が醸造・販売を行っており、浅草の酒屋さんでは普通に購入できる。文明開化の味を楽しみたい方には、ぜひお薦めである。 |