葛飾としても「できることを、できるだけ」協力・連携していきたいと思ってます。
小さな力もたくさん合わされば・・・ですね。
続生も宜しくお願い致します。(^^)
産経新聞 2011年5月12日朝刊19面兵庫版 「地域コミュニティには計り知れないほど大きな可能性がある。地域SNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)には、その潜在能力を引き出す力がある」 平成21年8月の佐用町の豪雨災害や東日本大震災で、地域SNSを活用して展開した支援活動を通じて、和崎宏(53)は、地域SNSの可能性を実感した。 都市化が進み、地域のつながりが希薄化しているといわれる昨今。しかし、地域のため困っている人のため何かしたいという人は、まだまだたくさんいる。 「姫路のB級グルメ『姫路おでん』の普及に努める人、姫路への観光客増加に奮闘する人、姫路城を清掃する人。日ごろの各人は、それぞれの活動で忙しい。しかし、地域に貢献したいという思いはみんなに共通する。この人たちの善意をつなぐ手伝いができれば、1プラス1を3以上にできる」 全国の地域SNSは、19年8月から半年ごとに開催されている「地域SNS全国フォーラム」によって、ゆるやかなネットワークが構成されている。東日本大震災では、その連帯を生かし、被災地に学用品を送るプロジェクトを成功させた。各地域SNSだけでは大きな成果が出せなくても、全国の地域SNSが一丸となればスケールの大きな支援が可能となることが実証された。 「今後、たとえば西日本で災害が起こった場合、今回の震災で、西から東に向かった支援のベクトルを東から西に変えれば、同様に的確な支援が可能になる。日本中で個人が自発的に声をあげ、助け合うことができる」 強靱な意志で突き進む和崎を支えるのが妻、京子(53)だ。アイデアが浮かべば自宅で会話しながら一緒に具体化を進める。 「内助の功というと、古くさいといわれるかもしれないが、パートナーとして自分の隙間をうまく埋めてくれる存在」(和崎)という。 そして、和崎は今後も地域SNSで全国の仲間と連絡をとり合いながら被災地の支援活動を続ける。 「阪神大震災以降、災害に強い地域づくりを目指して活動を続けてきた。地域SNSは、助け合う、支え合うという先人が生み育ててくれた地域ネットワークが基盤となる。地域SNSが活性化すれば地域も活性化する。インターネット上での共感の輪が、リアルな社会でも体感できる。そんな社会づくりを推進したい」 和崎らの人と人をつなぐ取り組みを通して、目標とする社会が一歩一歩、着実に現実のものになりつつある。 (高瀬真由子) |