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2011年06月08日(水) 
宝塚インターネットテレビさん

ブログ
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http://www.youtube.com/user/oxeye6666?feature=mhee


パワーアップ交流会で出会った企業さんで
代表者の木部さんはとてもファンキー!


テラログ登場 常連組みになりそうな予感です。





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     致知出版社の「人間力メルマガ」

       【2011/6/8】 致知出版社編集部 発行
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   このメールマガジンでは、
   人間学を学ぶ月刊誌『致知』より
   そのエッセンスの一部をご紹介しています。

       * *

90の齢を越え、なお第一線で活躍する方々の
生き方を紹介する人気連載「生涯現役」。

現在発行中の『致知』7月号では、
古典評論や手紙の書き方などのエッセイで
多くの女性ファンを持つ作家の清川妙さんに
ご登場いただきました。

   味わい深い90歳の幸福論。
   本日はその一部をご紹介いたします。

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        「90歳の幸福論」
       
       
            清川妙(作家)

            『致知』2011年7月号
             連載「生涯現役」より
  http://www.chichi.co.jp/monthly/201107_pickup.html#pick4


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私は耳の聞こえない息子を持っていたんですが、
そのことが自分の人生において、
いろいろな決め手になりました。

 息子の耳に障がいがあると知った時に思ったのは、
 この子が耳が聞こえていたら味わうであろう人生を、
 味わわせなくちゃいけないということ。
 
 本来味わうべき幸福感とか充実感ですね。
 
 だから一人立ちするまでは、
 うんと手を貸そうと思ったんです。
 
 そして耳が聞こえない代わりに、
 目から知識を入れさせようと考えて、
 コップならコップ、机なら机と一つずつ紙に書いて、
 一所懸命言葉を覚えさせていきました。


     * *

 
 まだ山口にいる頃に
 千葉県市川市の聾(ろう)学校を見に行った時、
 子供たちが手を掛け合って
 汽車ぽっぽの真似事をしているんですね。
 
 聞けば「ぽ」という字の発音を覚えるために、
 何時間もそんなことをしているのだというので、
 うわぁ、気が遠くなるような話だなと思いました。
 
 肩を落としている私に、担任の先生は
 
 
 「聾教育というのは底なしの釣瓶(つるべ)で
  水を汲むような非常に根気の要る仕事です」
  
 
 とおっしゃった。


 でも私はその時に
 
 
 「底なしの釣瓶でも、水を汲む時には
  雫(しずく)がポタッ、とついてくる。
  その雫を溜めればいいじゃないか」
  
 
 と思った。ね、賢いでしょ(笑)。

 自分で言うのもおかしいけれど、私、偉いと思うんです、
 いまから思っても。


 この考え方の根はいまにして思えば
 『徒然草』の一節ですね。
 
 
 「刹那(せつな)覚えずといへども、
  これを運びて止まざれば、
  命を終ふる期、たちまちに至る」。
  
  
 つまり瞬間瞬間を積み重ねて、
 人生は終わりを迎えると。
 その、瞬間というのと雫と、何か発想が似ていません?


 さっきあなたとお会いしたのは、
 もう遥か昔になりましたね。
 
 指ひと弾きの間に六十五の刹那があるそうですが、
 その目にも止まらぬ瞬間を積み重ねているわけでしょう。
 
 それが人の一生になるのだから、
 やっぱり意志を持っているのと持っていないのとでは
 大きく違うんです。

閲覧数748 カテゴリ日記 投稿日時2011/06/08 18:40
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会社の敷居をバリアフリーすることに全力投球!https://terasu-y.co.jp/
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