今日限りで大阪のオフィスを閉めました。今の場所に居候ができなくなったためです。2日がかりで荷物を送って、すべてが終わったとき、一抹の寂しさが胸を過ぎりました。
机の上には、電話機とクロネコヤマトの伝票があるだけです。この窓の外の風景は二度と見ることはないでしょう。この机で今の仕事をするようになって3ヶ月足らずでしたが、この部屋では以前3年ほど仕事をしたことがあるし、同じビルの別の部屋でも5年以上仕事をしました。だから、何の変哲もない無機質な都会の風景にもある種の懐かしさを感じます。冒頭に述べた 「一抹の寂しさ」 は、そんなところからくるのでしょう。
事務所をあとにしてビルとビルをつなぐ3階の陸橋を渡っていたとき、白と薄紫の花が咲いていました。浜木綿でしょう。この花の色も心の寂しさを象徴しているように見えました。この陸橋を渡ることも、この浜木綿の花を見ることももうないでしょう。
夕方、仕事の打ち合わせに大阪の南港にある WTC ビルに行った帰り、ATC の前の埠頭に出てみたら、3本マストの帆船が停泊していました。大阪市港湾局が所有する練習船 「あこがれ」 です。先日神戸で見た 「海王丸」 に比べると二回りも三回りも小さい船ですが、やはり帆船は港の風景によく似合います。この船は申し込めばだれでも乗り組むことができるので、元気なうちに一度は乗ってみたいものだと思っています。
久しぶりのブログですが、急に書きたくなったので書いてみました。でもまた二三日休むことになると思います。7月3日以降、また通常のペースに戻ることと思います。ではまた、