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2012年01月29日(日) 

一昨日買ったコンパクト・デジカメ(1,010万画素)の画質を、昨日撮った写真から検証してみました。

 

最初の写真は屋外で撮った画像ですが、発色は予想以上に良好で、派手さがなくて自然な色が出ています。(約39%に縮小してある。)

 

この写真の一部を切り取ったものが下の画像です。この画面では分かりませんが、写真をクリックして原寸で見ると、エッジがかなり荒れていて(ギザギザしている)、窓の格子などは潰れてしまっているのが分かります。

 

下の2枚は室内で撮った(フラッシュを使用)ものです。全景は縮小してあるのであまり感じませんが、原寸で見ると金属や陶器がベタっとした感じになっているのが分かります。つまり潰れてしまっているのです。

 

 

比較する意味で、一眼レフ・デジカメで撮った写真を見てみましょう。

1枚めは1998年に発売されたオリンパスの C-1400XL で撮った写真です。このカメラは最初期の一眼レフ(レンズ一体型)ですが、140万画素しかないのにエッジのギザギザや面の潰れたところがなく、鴟尾の金箔や木材、特に瓦の質感が見事に再現されています。

 

次の写真はオリンパスの E-10 で撮ったものです。このカメラは2000年に発売されたレンズ一体型の一眼レフですが、大口径レンズと当時最大の400万画素を持つ本格的一眼レフ・デジカメです。写真は、このようにエッジの乱れはほとんど見られません。

 

次の写真は、現在使っているニコンの D70 で撮ったものですが、これもエッジはスッキリしています。このカメラは2004年に出たもので、画素数は610万です。

 

 

このように、コンパクト・デジカメと一眼レフ・デジカメの画質の差は歴然たるものがあります。

1,000万画素もあるのに、なぜ140万画素のカメラより画質が悪いのか。画素数は大きいほど緻密な写真が撮れるはずではないか。という疑問を持たれる方も多いかと思いますが、それは迷信と言ってもよいでしょう。

デジカメの命はCCDと呼ばれる感光部分にあります。これはアナログカメラのフィルムにあたるところですが、そのサイズが問題なのです。

このコンパクト・デジカメのCCDの面積は0.2c㎡しかありません。これに対して E-10 のCCDは2.25c㎡、D70は3.7c㎡もあります。この小さいCCDの中に1,000万の画素を詰め込んでいるわけですから、1画素あたりの面積は一眼レフに比べると20分の1から30分の1で、これでは十分に光を受けることはできません。それが画質の悪さになって表れているのです。

画質を決める要素としてはレンズの性能もあると思いますが、決め手はやっぱりCCDだと思います。

結論を言えば、高級カメラは価格相応の値打ちがあるということです。

 

とは言え、コンパクトカメラで撮った写真も、2L版程度にプリントするのであれば十分鑑賞に耐えうるし、ブログなどに貼りつけるのには不足はありません。そして何より、低価格であるということと手軽に持ち運びできるというのが魅力です。僕は、目的に応じてこのカメラと一眼レフを使い分けて行くつもりです。


閲覧数806 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2012/01/29 14:25
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