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2012年02月23日(木) 
 ウニコ(英語でのユニーク)とは「この世でただ一つ」ということで生まれついての声などに加え後に身につけた歌口も含まれます。ほかの人には真似できないもので、誰が歌っているかすぐにわかるといったその歌い手だけが持つ特質です。自分自身のウニコな点はしっかり把握し磨きをかけてやることが大事です。ウニコについては感じることは出来ても言葉ではなかなか具体的には言い表せません。したがってこれでウニコについては全てで「タンゴの歌い方」の大筋もここで終わりです。

 さてこのブログをご覧下さっている方々はおそらく”タンゴ”と”歌”とに興味がありこれから歌ってみようかなと思ったり、もう歌っているひともかなり居るのかなと推察しているのですがいかがでしょう、そういった方々には特に何らかのコメント(付け加えでも疑問や反論でも)を期待しているのでどうかよろしく。もちろん「楽しく歌ってれればいいので何も深く考えない」というかたもおられるでしょうから気楽に読み飛ばしてくださって結構です。
では「タンゴ徒然」に立ち還り、私自身が”タンゴを歌うこと”について思うところを気の向くまま書き連ねてゆきます。機会あれば「何故タンゴを歌うの」と訊いてきたところ、ひとはそれぞれなんだなぁとわかったので、ここでは独断と偏見に陥ることも恐れず私自身の考えを述べてゆきます。
タンゴの演唱にはおおきく二つの側面があると思ってます。ひとつはもちろん音楽的側面ですが、もうひとつは文学的側面だと思うのです。かってタンゴのコンクールに応募するにはメロディーの入った楽譜と歌詞を同時に提出する必要がありました。今も若手の登竜門コンクールが続いていますが、そこでの「作曲部門」応募には歌詞は求められてないようです。これはたとえ優勝曲でも新しいタンゴが流行らない原因のひとつかもしれないので当局には一考願いたいものです。
かってのように歌詞を提出させる意義は、好いタンゴが歌われることで早く浸透することに加え演奏者に曲の感情などを容易に隅々にわたり伝えれる点でしょう。32分音符が連続する複雑なリズムも、歌詞を見れば強烈なアクセントを持つがゆえの言葉のリズムから少なくともポルテーニョ達にはどう演奏するかすぐさま伝わったでしょう。ピアソラあたりから歌詞を付けず世に出すタンゴが増えて以降それらタンゴはあまり大衆に浸透せずに来ているのが現状だと思います。ピアソラ自身が「楽譜に表せるのはせいぜい2割程度だ」と言ってますが、後世の特にクラシックの演奏者などがピアソラ音楽を解釈不足の眠気を催すような演奏で延々と聞かせるようになったと辟易しているのは私だけではないと思っています。
ちょっと話がそれましたが戻って私自身がタンゴを歌うわけは、タンゴの歌詞にはとても感動するものが多くその感動を誰か聴いてくれるひとに伝えたいがためです。たとえひとりでも伝わったとわかればいいのです。

閲覧数778 カテゴリタンゴ徒然 コメント0 投稿日時2012/02/23 19:22
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