今日は2月29日、4年に1回訪れる日だ。 今年がうるう年であることは誰もが知っている。カレンダーを見れば分かるからだ。 それと、僕は気がつかなかった、というより忘れていたのが、うるう年とオリンピック(夏季)開催年が一致するということであるが、これは覚えておくと便利だ。何となれば、うるう年というのはときどき忘れるが、オリンピックの年はマスコミが前年くらいから騒ぎ立て、いやでもみんなの頭の中に入るからだ。
ところで、今年はうるう年である上にうるう秒の年でもある。つまり1年(365日の場合)が31,536,000秒ではなく31,536,001になるのである。このことは知らない人が多いのではないだろうか。 現在の世界標準時は高精度の原子時計を基に決めているが、地球の公転・自転により決まる天文時とはズレが生じる。このため1972年から世界で一斉に「1日を1秒長くする」調整を施している。 今年は25回目にあたるが、これはうるう年のように定期的にやってくるものではなく、毎年のこともあれば7年間も飛んでいたこともある。これは地球の自転速度が一定でないからだろう。それに、この1秒をどの日に挿入するかもいつも同じではなく、1月1日のときもあれば7月1日のときもあるからますます厄介だ。 今年の場合は、7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「午前8時59分60秒」が挿入されるそうである。
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