先般「ふるさとひょうご創生塾第15期生卒塾式」が開催され、おけいさん、まるまるさん、チャコさんなどなど、有力なひょこまーが巣立った兵庫県公館は、明治35年(1902)年に兵庫県本庁舎として建設され、永きにわたり県政の歩みを刻んできた歴史的文化遺産です。昭和60年(1985)年に、迎賓館と県政資料館を併せ持つ兵庫県公館として整備されてからは、内外からの賓客の接遇、県政の重要な会議や式典に利用されています。 現在の兵庫県庁南側に位置する公館では、毎週土曜日(年末年始を除く)の午前10時から午後4時まで、迎賓館部門(知事室、貴賓室など)を無料で一般開放しており、県政の歩みや兵庫の姿などを紹介する県政資料館部門も、祝日を除く平日(月曜日~金曜日)の午前9時から午後5時まで一般開放しています。公館の北側入り口を入ると、そこが「県政資料館」です。 この度、兵庫県の姿をパネルや情報端末で紹介する、県政資料館の『兵庫の魅力』コーナー(展示室2)の展示ディスプレイがリニューアルでがらりと入れ替わり、大幅にパワーアップされました。といってもこれまで旧式のPCと薄型テレビが入っていた筐体はほぼそのまま利用または補修しているので、外見はほとんど変わりません。ハードが最新のマシンに入れ替わり、すべてがネットワークに接続、そして「SNSサイネージ」で事務所から全機を制御できるシステムになったのです。 7式の展示ディスプレイには、それぞれサイネージセットトップボックス(STB)がセットされ、すべてがタッチパネルで操作できる構成。「ひょうごのQ&A」「県民局別地域紹介」「ひょうごチャンネル」の3つのシステムが事務所のPCから自由に全ての展示ディスプレイを対象に切り替えられます。「ひょうごのQ&A」は作り込みコンテンツを使いますが、「県民局別地域紹介」「ひょうごチャンネル」は、地域SNS「ひょこむ」のムービーサーバに登録された番組を自由に組み合わせることができます。 これまで、ハードとコンテンツが一式になっていることから、新しい番組を公開・利用したくでも出来なかったクローズな環境に、大幅な低コストで一気に風穴を開けた「SNSサイネージ」。これからもさまざまなニーズにあわせて利用が拡大していくことでしょう。 |