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2012年03月27日(火) 
先日タンゴを歌い始めて2年ほどの方から「sってどのように発音すればいいのですか」と質問を受けた。確かにb、d、j、pなどとともに聞こえたり全く聞こえなかったりする厄介な子音のひとつである。スペイン語会話の参考書などでは①有声子音の直前では”濁りがち”だとか②rの直前では”消える”とか書いている一方でいかなる音も”ちゃんと発音”しなさいなどと矛盾したことも書かれていたりする。
私は「一般にこんなときに消えたりこんなときに濁ったりするけれど、要はスペイン語は話し言葉であってまずしゃべり易く伝わり易いことが第一、楽に発音できるようにまた聞き手に伝わるよういえば良いのであまり気にせずまずは歌ってみなさい。向こうのひとには日本人は所詮外国人、発音など出来ないとちゃんと知ってくれてる。それよりアクセントに注意を払いなさい。」といいました。この人は”último café”を”ウルーティモカフェ”というふうに歌うので注意したのですがまだ直っていないのでそういったのです。(ある有名なラテン音楽解説者が「カルロス・ガルーデル」というふうに云ってるのに気づかないのかなかなか直らないですね。)
 それから注意したいのは語尾を「s-」というふうに伸ばさないことですね。この音は「シー(黙って!静かに!)」とかこの頃は使われないようですが給仕を呼んだりする「ps-」でのように意外に向いた方向の遠くまで鋭く伝わる音なのです。あるところの歌会でこれをやられる人がいて耳ざわりで堪らないので打ち上げのとき名指しせず一般的な話題として「sというのはあまり発音しないものだ」と云ったところ以降その場に居合わせたひとたちが一斉にsを全く発音しないどころか口真似時間さえすっ飛ばして歌うので修正にちょっと困ってるところです。

閲覧数753 カテゴリタンゴ徒然 コメント0 投稿日時2012/03/27 19:22
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