昨日、県庁での会議の前に、神戸市役所の友人(交流広場担当)に前々から聞いていた大原・桂木地区県民交流広場をお訪ねしてみることにしました。三宮から64系統のバスで新神戸トンネルを抜けると、ほどなく終点が神戸北町。瀟洒な新興住宅街に高層マンションが交じった、いかにもハイソな雰囲気が漂う一帯です。
会場の大原・桂木地域福祉センターは、ちょうど集落の真ん中くらいに位置しており、築5年の綺麗な建物。神戸市が設置して地元が指定管理者として運営を委託。地域のボランティアの方々の手によって、活発かつ安全・清潔に繁盛しているそうです。大原・桂木地区には、もうひとつ同じ指定管理者が運営する児童センターがあり、交流広場はこの2拠点をつないで展開する構想で立ち上がりました。
以前から耳にしていたインターネットTV会議システム。昨日の講演会では、神戸医療センターと地域福祉センターを結び、栄養管理室長の坂口充弘先生が「飽食と食生活の歪み-肥満の恐ろしさ」と題して、地域の方々に遠隔地からお話しをされていました。
さすが専用のTV会議システムです。映像もクリアだし音声もとぎれない。引き込んであるのが光ファイバーのバックボーンでもあり、ストレスのない遠隔講演が実現されていました。
この後は、大原・桂木の子供達と地引き網体験交流をしてくれる高砂の人たちを相手に、イベント後の対話の機会を児童センターで持たれたり、小学校のオーストラリアの姉妹校との間の交流授業などの用途も考えておられるようで、ふつうなら「無用の長物」と化してしまいがちな専用システムを上手に活用しておられました。
インターネットの普及率が(異常に)高い一般家庭へのスカイプ導入などのアプローチを少し説明してきましたが、リーダーの方は「ひょこむを活用した地域住民のネットワークづくり」を前向きに考えていきたいとのこと。今後、いろいろと協力させて頂くことを約束してきました。
今後、大原・桂木地区の動きに注目しておいて下さいね。