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2012年08月28日(火) 
感性工学会で発表する「固寧倉」に関するペーパーを作成しました。
9/1の本番までに、もう少し文言部分を整理しておきたいと思います。いいじまさんにもチェックしてもらって、もう百人力です♪

固寧倉(こねいそう)は、儒教の古典「書経」にある「民は邦(くに)の本、本固ければ国寧(やす)し」から命名。

姫路藩では、地域住民が穀物を出しあい自然災害に備える固寧倉が整備され、1848年に288倉に及ぶ。

民間が提案し、大庄屋・農民(頼母子講)・姫路藩が資金を出し合い整備。江戸時代の官民共働が機能した。

災害などの非常時に備えて米・麦・籾を貯蔵し、平時には貯蔵食糧を低利で貸すことで継続運用された。

貸出は農民だけでなく庄屋や他の固寧倉も、借用証文を取り交わし、利息は0.3%で期間は3~5ヶ月。

飢饉などの災害時には、固寧倉を開放し無利子で食糧を放出。代納で積み立てた資金の提供も行った。

江戸時代は、多様な互助的災害支援の仕組みがネットワーク化されており、固寧倉は、持続可能な仕組みとして運用され、地域のセーフティネットとなっていた。

閲覧数1,406 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2012/08/28 06:44
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2012/08/28 08:17
    素晴らしいですね。
    9月Ⅰ日は、きっと良い結果が!ご健闘お祈りします。
    次項有
  • 2012/08/28 08:28
    > カメキチさん
    ありがとうございます。
    単なるお話しや伝聞ではなく、具体的に一歩を踏み出せるような機会にできたらと思います。
    次項有
  • 2012/08/28 14:03
    aoitoriさん
    私の家の近くの慶雲寺前町にもあるのですが、そんな意義と役割があったとは知りませんでした。
    姫路藩の頃から防災対策は有効に取られていたんですね。
    講演とネットワーク形成、頑張っていただきたいです。
    次項有
  • 2012/08/29 08:31
    > aoitoriさん
    過去のことだから「古くて使えない」のではなく、不便な時代でしたからより実践的なケースは少なくないようです。
    「民俗学」の世界は奥が深い♪
    次項有
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