沖縄土産の定番となった「紅いもタルト」は。読谷村特産の農産物を人的ネットワークにより産業化した成果として誕生しているが、この基盤となったのが読谷村商工会が平成3年から運営した「むらおこし塾」にあることを知る人はなかなかの勉強家だ。今日、人つながりを頼って、むらおこし塾の開祖である元事務局長の西平朝吉氏にお話しをうかがう機会に恵まれた。世間は狭いもので、沖縄県の地域おこしコーディネータとして活躍している親川善一氏に「この人!」と紹介された西平さんは、こたつの大学の同級生である当間訓氏の中学・高校のPTAの先輩だった。 西平さんから伺ったさまざまな話はこのあとまとめるが、紅いもだけでなく、コミュニティFMの設立やさまざまな事業を成功させ、現在では村を動かす主要人物を多く輩出した人的ネットワークが、「むらおこし塾」の終了とともに横連携が弱体化しつつあるという課題を背負っていた。また次世代を担う若者たちへの活動も分散的で、なんとかネットワークが機能するうちに橋渡し的支援をおこないたいと考えていた。 じっくり意見交換をした結果、読谷村のこの素晴らしい「つながり」を再活性化し時代に継続するネットワークとして輝かせるためには、幅広い人たちが出逢いや学びを共有するリアルな「場」と、それを補完する役割を担うICTネットワークの仕組みが不可欠であるという結論に達した。そう、読谷村活性のために、いま求められているのは原点回帰した「地域SNS」の魂なのである。 今後のも話し合いを深めながら、目処がたてきば復活ののろしをあげるための設計にはいります。今後の展開に乞うご期待ください。 |