最近愛車の中で、
山口百惠さんの歌を聞いて、
癒されています。
百惠さんの歌は、
歌唱力、曲もですが、
歌詞が好きです。
ちょっと1曲紹介してみますね。
曲名 秋桜(コスモス)
作詞 さだまさし
作曲 さだまさし
編曲 萩田光雄
歌 山口百惠
リリース 1977年
『
淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜りに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
独言みたいに小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我儘な私に
唇かんでいます
明日への荷作りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくりかえす母
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください 』
百惠さんの歌で、
さだまさしさんが作詞、作曲って、
珍しいと思います。
(私はよくは知りませんが。)
いかにも、
さださんの曲らしく、
歌を聴くとその情景が頭に浮かびますね。
人それぞれの情景が浮かぶと思いますが、
私には田舎の農家の庭先が浮かびます。
鶏が放し飼いしてあったりして、
広げられたムシロに小豆が干してあるような情景。
鶏が小豆喰うかな?
しあわせなある一日の話なのですが、
秋桜が揺れる小春日和のあとには、
木枯らしが吹いくのを想像してしまいます。
だから、
このままの日々がもう少し続いて欲しい。
小春日和の情景で、
昔見た小津安二郎監督の映画「秋日和」を思い出します。
母や原節子さん、娘は司葉子さんでしたね。
余談ですが、
この歌からこっち、
秋桜と書いてコスモスと読めるようになった気がします。